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ラピータの部屋「今日のひとこと」

ピーターラビットの生みの親ビアトリクス・ポターの愛好家で、作品について、開催されたピーターラビットのイベントやグッズ紹介、ピーターラビットの故郷英国について紹介するホームページ「ラピータの部屋」のブログです。

ディック・ウィッチントン! 

ファンサイトのコラムに書き損ねたもうひとつ書きたかったこと。

 アニメーションの「グロースターの仕たて屋のおはなし」には、この部分はカットされていたのですが、『グロースターの仕たて屋」には、、、

 「グロースターじゅうのふるい家のやねやきりづまから、クリスマスのうたをうたう、千ものよろこびのこえがきこえてきた。わたしがしっているぜんぶのうたと、わたしのしらない - たとえば、ディック・ウィッチントンがきいた鐘のような - うたもいくつか。」
 『グロースターの仕たて屋』 Beatrix Potter(著)いしいももこ(訳)

 また、ディック・ウィッチントンの解説には、以下のような説明が。

 「むかし話で、貧しい下働きの少年の身から、ロンドン市長に出世したと伝えられるひと。つとめが苦しく、ロンドンを逃げ出そうとして、あるところまでくると、教会の鐘が、

 「もどって こうい ウィッチントン!
  3度 ロンドンの 長になる!」

と、鳴ったという。」

  「Dick Whittington and His Cat」 Marcia Brown (著) Atheneum(刊)1988年
  日本語訳「ディック・ウイッティントンとねこ(タイトルのまま)」まつおか きょうこ (訳) アリス館 (刊)2007年

 このディック・ウィッチントンのお話は、イギリスでは知らない人がいないというぐらい有名な昔話で、実際に3度ロンドン市長に当選したそうです。もし鐘の音が、このような歌声に聞こえなかったら、貧しいままの人生を過ごしていたのでしょうか?

 ポターは、この有名な昔話のエピソードを『グロースターの仕たて屋』に盛り込み、クリスマスに鳴り響く鐘の音のような歌声を、より一層強い印象にしたかったのでしょうか。

 このおはなしの舞台となった、イングランド西部の町グロースター。グロースターの人々にとても愛されているこのおはなしは、人々のひとつのシンボルとして、これからもグロースターの町並みと共に大切に次の世代へと受け継がれていくことでしょうね。

 グロースターにあるアトラクション
 Beatrix Potter Museum & Shop  「House of The Tailor of Gloucester」
 http://www.tailor-of-gloucester.org.uk/

 ファン・ウィズ・ピーターラビット内コンテンツ:
 コラム「アニメーション「グロースターの仕たて屋のおはなし」」
 http://www.peterrabbitclub.jp/user_data/column_091126.php

Posted on 2009/11/26 Thu. 12:02 [edit]

category: 物語に関すること

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