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ラピータの部屋「今日のひとこと」


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郡山市立美術館で開催中の「ビアトリクス・ポター展」 その2

2010.07.24(20:42) 1503

 郡山市立美術館で開催中の「ビアトリクス・ポター展」の続き。

 美術館に到着早々、まずはランチにしましょうということで、美術館に併設されたカフェ&レストラン「フローラ」へ。
 フローラの入り口に展示されたポストカード(ファミリア時代のものや、最新のポストカードも)。
 トマトとココナッツの深い味わい「オリエント・カレー」をいただきました。自家製ピクルスが添えられおいしかった。こんなにおいしかったピクルスは始めてで、おかわりができればいいのに。

 ランチをいただていると、ピーターラビットのオーガニックコットン使用のやわらかTシャツを着用された男性スタッフらしき方が2名みえられランチタイムのようでした。ギャラリーの学芸員の方も同じTシャツを着用されていたので、「ビアトリクス・ポター展」開催中はピーターラビット仕様で頑張られるのかな?このTシャツは、シルエットデザインがとてもシンプルで、着心地も大変よさそうなので、男性もまったく違和感なく着れそうですよ。男性のみなさんもいかがですか?な~んて。

 オーガニックコットン取り扱いの「オーガビッツ」 http://www.orgabits.net/
 写真撮影スポットとして用意されたピーターと仲間たちコーナー。
 美術館の玄関ロビーからギャラリーまで続くアプローチ。手前には、ライブラリーがあり、ピーターの塗り絵3種類が用意された塗り絵コーナーも。一番奥が、「ビアトリクス・ポター展」開催期間限定のピーターラビットグッズショップになります。

 いよいよギャラリー内へ。今回はより深く展示作品を学びたいということで、主任学芸員の中山さんによるギャラリー・トーク(約40分)を聞きながら見学しました。

 展示作品は、「絵本作家としてのビアトリクス・ポターばかりでなく、これまであまり知られてこなかった、すぐれた動植物画や風景画にも光を当て、また貴重な資料の数々とともに、彼女の画業を振り返ります」と、図録「ビアトリクス・ポター展」の主催者の言葉通り、10代の作品、観察と研究に明け暮れた20代、絵本作家となる30代、さらに絵本からの広がりという4部構成で展開されています。

 第1章 ビアトリクス・ポターが生まれた頃の時代背景と、ポター家の暮らしぶり、その中でビアトリクスがどのような10代を過ごしたかというところにスポットを当て作品を展示しています。

 第2章 ビアトリクスが育った19世紀の当たり前だった常識、女性は学校に通わず家庭教師について学ぶことや、上流階級ゆえ同年代の近所の子供たちと遊ぶことを禁止され、友人と呼べるのは同じ子供部屋の様々なペットたちだったことが、その後の人生に大きく、深く影響を与えていくというところにスポットを当て作品を展示しています。

 第3章 いよいよ絵本作家ビアトリクス・ポターの誕生です。20代で受けた科学者への道を諦めるという挫折から立ち直り、絵本作家への道が切り開かれるそのきっかけとなった事柄と、絵本の創作過程などにスポットを当て作品を展示しています。

 第4章 絵本作家としてのビアトリクス・ポターは、1902年から出版した23作品と、その他には長編物語と短編のいくつかを残しますが、それ以上の作品は生まれませんでした。しかし、彼女は絵本で得た収入によりその後の人生を再び変えていくのです。それが最終章の絵本からの広がりとして展示されています。

 最後に、学芸員さんの言葉で印象に残ったのは、

 「女性が自立するなど考えられない時代背景に流されることなく、自立することを成し遂げたばかりか、絵本作家として成功した収入をその土地を守るために取得し後世にそのまま残したこと。ようやく時代はエコという考え方にたどりついたその100年以上も前に、これらを成し遂げたビアトリクス・ポターは、先進的な意識を持った女性です」

 という言葉です。

 また、「ピーターラビットや絵本の作品だけを楽しみにされている方には少し物足りなく感じられるかもしれません」と心配されていましたが、緻密な観察眼を持って描かれた作品の数々は、どれも目を惹きつけますし、子供の頃から描くことに真剣に取り組み、色にまでこだわり表現方法を磨き上げたこと、また科学者を目指した青春時代、そして絵本作家となるものの、自らが愛した美しい自然景観を守るために努力を惜しまずその持てるすべてを尽くしてきたという「究極のエコ」を100年も前に率先しておこなった女性であるということが、数々の作品や写真パネルから伝わってきました。

 「彼女のやり遂げたことって、なんて素晴らしいことなんだなぁ」と改めて感じた一日でした。

 この原画展は、下関での会期が終了しましたら、すべての作品が英国のV&A博物館に戻ってしまい、その他の美術館での一切展示はおこなわれません。関東近辺にお住まいの方は郡山へ、関西近辺にお住まいの方は下関へ、ぜひビアトリクス・ポターという人に興味をもたれた方は原画展に足を運んでください。きっと私達の知らなかったことに触れることができ、素晴らしい思い出が作られることと思います。

 ブログに書いたことよりもう少し詳しくまとめたレポートはこちらです。よろしかったらレポートもご覧くださいね。
 http://rapeter.sub.jp/peter/rp4973.html  ← クリック!

 さて、ギャラリーの展示作品も、グッズも堪能し、感動で胸いっぱいだったのですが、お腹は別腹というこで、再びカフェ&レストラン「フローラ」へ。
 「ビアトリクス・ポター展」特別メニュー ピーターラビットのお茶セットをいただきました。本格英国焼き菓子ショートブレッド2枚にカモミールティがついたものですが、残念ながらピーターのプレートではありませんでした。残念。

 そうして再び新幹線に乗車し、一路帰路へ。出来ることならば一泊して、もう一度美術館に立ち寄りさらにじっくり作品を観賞したいところではありますがそうも参りません。
 新幹線が東京方面に動き出すと同時に雨が降り出し、何度も稲光が光る中、会津地鶏の鶏飯弁当をのんびりといただきました。ちょっとした小旅行気分でとても楽しかったです。みなさもぜひお出かけくださいね。開催は9月5日までです。
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