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ヒルトップ農場へ

英国
07 /31 2018
マウンテンゴートのミニバスが朝8時40分、前日伝えた通り10分早く迎えに来てくれ、ニアソーリーのヒルトップ農場を目指した。

ボウネス散策の記事でも書いた通り、予定していたウィンダミアフェリーは運航中止のため、ウィンダミア湖を左側に眺めつつ北上し、湖の北側を回って対岸方面へと移動、ビアトリクスが世界で一番美しいと謳ったエスウェイト湖を右側に眺めながらニアソーリーへと向かう。

運転手のデレック氏は、ビアトリクスについての知識も深く、途中通過する「ブロックホール(Brockhole)」や「レイカースル(Wray Castle)」について説明してくれた。もちろん英語なので言葉尻の単語を拾うぐらいしかできなかったけれど。

ブロックホールは、ビアトリクスの従兄弟ガッダム家が暮らした屋敷で、ビアトリクスも度々ここを訪れていた。現在ビジターセンターとして家族で楽しめるアクティビティ施設となっている。

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湖の向こう側に見える要塞のように見える建物がレイカースル

レイカースルは、ビアトリクスが初めて湖水地方に訪れた際に滞在した屋敷で、デレックが「カウントダウンを始めたら対岸にレイカースルが見えるぞ」と合図し、みんなで左側の窓に注目していたら「3,2,1」「オーーー」と、一瞬だったけど要塞のような建物が見えた!

デレックのおかげで「ウィンダミアフェリーに乗れなくて残念」という気分は木っ端みじんに砕け散り、彼の活きな計らいに専用車内は笑いに包まれた。

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細い道のカーブの手前で必ず対向車を待ち右手を挙げて合図する

専用車はウィンダミア湖の一番北ウォーターヘッドに差し掛かり、そこからより細い道へと入っていった。デレックは紳士なのでカーブの手前では必ず「先に行け」と手で合図を送り、その際運転手同士必ず片手を挙げての挨拶も欠かさない。

やがてブラセイ川(River Brathay)に差し掛かり、「二つの川が合流する地点で大変美しい川」と言われた通り、本当に美しい川だった。できればどこかに車を停めてしばらく川の流れを眺めていたかったが、先を急ぐ旅なので致し方ない。

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私の大好きな湖水地方の景色のひとつ、作業小屋越しのエスウェイト湖

やがてエスウェイト湖に差し掛かり、デレックの声も一段と大きくなり「エスウェイト湖だよ」と。そしてまさかのあの景色が再び目の前に現れた。2003年、2回目の英国旅行で見た夢のような景色、もうこの景色に出会うことはないだろうと思っていた景色がまた現れ、「なんて素晴らしい景色なんだろう」とその時に感じた同じ思いがこみあげてきた。

専用車はやがてニアソーリーへ。時刻は9時30分、ボウネスにある宿から50分、ヒルトップ・ハウスのオープン30分前に到着できた。

ぐるっと遠回りのように感じたけれど、ウィンダミアフェリー乗り場で渋滞することを思えば到着時間はさほど変わらない。

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ヒルトップのバス停

ヒルトップ農場の目の前、ここは「ヒルトップ」と示すナショナルトラストのマークがある場所に、これまでなかったバス停が設置され、ピーターのシルエットが可愛いフォトスポットになっていた。

このバス停は、マウンテンゴートが運営するバス「525ファーソーリー(Far Sawrey)~ホークスヘッド(Hawkshead)」で、ヒルトップバス停にあるもの。バスは10時20分始発で40分間隔で運行されている。

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チケットオフィス(ヒルトップ農場の少し離れた場所にある)

ヒルトップハウスのチケット売り場は並んでいる方が少しいるだけで、河野先生は1番乗りだった。私達も列に並びチケット売り場がオープンするのを待つ。ヒルトップハウスの入場でJTBの現地スタッフより気になる情報があり「ヒルトップハウスの団体入場は予約が必須」とのこと。

ヒルトップハウスの団体入場について、ツアーで訪れる場合は必須になっているらしい。前日、私達がまだ予約していないことを確認すると、JTBスタッフが予約の電話を入れ、団体予約コードを入手してくれた為、事なきを得る。
こういう部分が素人とプロとの差!オリジナルツアーとはいえ、素人が作成したプランを細かい部分までチェックしてくれて有難い。

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9/2まで 10時~17時30分 休日無し
9/3~10/28まで10時~16時30分 金曜日定休
入場料 10.9ポンド

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ヒルトップ農場の入口
目の前の建物はヒルトップのお土産ショップ

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ヒルトップの小径を進んで

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ヒルトップハウスへ

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タイムチケット制 10時入場チケット
ヒルトップハウスの扉を入った先でチケットを確認。時間のところにチェックを入れてチケットは返却される。

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ビアトリクスがヒルトップハウス前で撮影した同じ構図で、手には事前に用意した麦わら帽子を持って撮影。

これまで、ハウスとガーデンは同時に入場できなかったし、定休日も設定されていたので、オープンしている曜日に合わせてプランに組み込まなくてはいけなかったのが、それらすべて取っ払われオンシーズンはいつでもオープンしていることに感謝の気持ちで一杯だった。

何よりも嬉しい出来事は、ヒルトップハウス内の写真撮影が許可されたこと!!!

2016年のビアトリクス生誕150周年を記念して、ヒルトップハウスはもとより、ホークスヘッドのビアトリクス・ポターギャラリーも写真撮影が許可された。これまで頑なに拒否され続けた愛しい人がようやく振り向いてくれたような、待ちに待った瞬間が訪れた。

この続きは次のブログにて。
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ラピータ

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