手紙マナー

お忙しい先生からメールをいただいた。

お返事を書くのに、失礼があってはならないし、忙しい時間を割いてメールを読んでいただくのだから言葉遣いや、言い回しを何度も考え、読み返してお返事した。

後日、そのメールの返事に対してお叱りを受けた。

メールというは、文明の力でやり取りが簡単になったとはいえ、言葉のやり取りである手紙と同じ扱い。

相手からのメールを受け取ったらまず、メールを受け取りました、メールを頂戴しました、メールを拝見いたしましたなどの言葉をまず最初に書いた後にお返事するのがマナーというものです。

その一文がないと、メールを送った側が、自分の送ったメールが相手にちゃんと届いているのかどうかがわからない。

といった内容のお叱りというか、苦言を呈しますと。

メールってもう当たり前になりすぎて、送信すれば相手に届くし、相手先に届くというのが当たり前のように自分の中では思っている。

返事は、いきなり用件を切り出すのではなく、季節のことや、お礼などを述べ、最後にいただいたメールの内容のお返事としたのだけれど、最初にまずはメールありがとうございましたと書くべきだった。

肝心なひと言が抜けているだけで相手に与える印象はこうも違うのかと思い知った。でも、こうやって先生が教えてくださらなければ、私はまた同じ過ちを繰り返しただろう。

私も今までにずいぶんとメールを書いてきたけれど、失礼したことも多々あると思う。一度途切れてしまったものは二度とつながらないのだろうか。こんなことを考えるとたまらなく寂しくなってしまう。

メールチェックをするたびに紛れ込むウィルスメールと、勝手に送りつけられるDM。メールチェックするのが嫌になることも多い。
だけど、メールもひとつの言葉を伝える手段として、手紙と同じであることは間違いない。たまにはメールを止めて、手紙できもちを伝えてみるのもいいのかも。
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ラピータ

ピーターラビットの生みの親ビアトリクス・ポターの研究家で、作品について、開催されたピーターラビットのイベントやグッズ紹介、ピーターラビットの故郷英国について紹介するホームページ「ラピータの部屋」のブログです。
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