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英国旅行記2018年 湖水地方 グラスミアのチャーミングな町探索

英国
11 /07 2019
四つ目の目的地であるグラスミア(Grasmere)の町へ到着しました。アンブルサイドから車で約20分(6.4キロ)、町の中に入る登り坂に差し掛かると、それまでの広い道路から道幅が狭くなり、人通りも多く、車はゆっくり進みます。

グラスミアという地名は、古北欧語の緑を意味する言葉(Gres)と、湖(Mere)を意味する言葉の組み合わせで、まさしくグラスミア湖という周囲を緑に覆われた美しい湖が由来となっています。

そして何よりこの地に世界中から観光客を引き寄せるのは、桂冠詩人ウィリアム・ワーズワースのゆかりの地だからです。ワーズワースは、グラスミアの周囲を取り囲む山々から町を抜けて湖まで見下ろすこの一帯の谷を「人が見出すことのできる最も美しい場所」と称えました。

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私達がまず最初に向かったのは、1854年創業の菓子店「セイラ・ネルソンのグラスミアのジンジャーブレッド(Sarah Nelson's Grasmere Gingerbread)」です。

とても小さな店内は、焼きたてのジンジャーブレッドの香りが充満し、大勢の観光客が列をなしごった返していました。

ここで販売されているのは、創業当時よりあるグラスミアのジンジャーブレッドで、生姜の味がする素朴な焼き菓子です。あまりにも有名なので、ここに来たらお土産に買っておきたいもの。
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1枚 1.5ポンド(簡単な包装紙に包まれたものは賞味期限が1週間)

次に向かったのは、ワーズワースとその家族が埋葬されている墓地があることで有名な聖オズワルド教会。
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菓子店の隣にある聖オズワルド教会。
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教会内は、むき出しの垂木が天井を交差し、外観の見上げるような大きさと比較し、こじんまりとした空間でした。
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ワーズワースの墓
道路に面した教会の裏手にまわり、敷地内をほんの少し奥に入っただけなのに、鳥の鳴き声が響く静かな森が広がっていました。
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教会の敷地よりつながっているワーズワース水仙の庭園(The Wordsworth Daffodil Garden)。水仙の咲く時期は見事と思われる庭園で、グラスミアを流れるロゼイ川の散策コースへとつながっています。
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ロゼイ川
曲がりくねった川沿いに遊歩道が敷かれていて気軽に散策が楽しめます。

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菓子店の道路を渡った反対側にナショナルトラストの店があったので、ここでポケッタブルバッグを購入。ウサギ柄の折り畳むとポーチになるバッグ(5ポンド)です。

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そしていよいよダヴコテージ(Dove Cottage)へ。
ワーズワースが29歳から38歳までの9年間を過ごした家で、ここで過ごしていた時に多くの名作が生まれた聖地です。

グラスミアの町中から徒歩15分ほどのところにあり、専用の駐車場があります。駐車場内は、ほとんど車やバスも停まっておらず、それほど混んではいないのかなと思いましたが、受付で10名のチケットを買い求めたら、予約のない方は受付できないと断られてしまいました。

人気の施設は、予約をしないと入場するのが難しいようです。

私達が一応に「えっー」ってがっかりした表情をくみ取ったのか、受付してくれた方が、「グラスミアはとてもチャーミングで見るところもたくさんあるから、そちらで楽しんでね」と慰めてくれました。

皆さんと「困ったね」と話をしていた場所は、ダヴコテージの裏側にある小さな庭で、休憩スペースのようでした。
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そこに咲いていたオールドローズ
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ピンクスイトピー(Pink Sweet Pea)
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ニワシロユリ(Lilium Candidum)が満開でした。

予定していたプランは、グラスミアの滞在時間が1時間で、町をブラブラしたので既に30分経過していました。そこで少し早いけれど次の目的地へ移動しようということになり、いよいよこの旅最大の楽しみだったリングホームへ。この続きは次の旅行記のブログにて。最後までお読みいただきありがとうございました。

英国旅行記2018年 湖水地方 アンブルサイドのブリッジハウスとアーミットライブラリ―へ

英国
10 /19 2019
三つ目の目的地アンブルサイドの町に到着しました。レイカースルから車で約15分、ウィンダミア湖の北の端にあり、湖水地方の玄関口であるウィンダミアや、ボウネスと同様に賑やかな町です。

アンブルサイドという名前の由来は、古北欧語の「アメルセート(Amelsate)」で、その意味は、町の真ん中を流れるストック川と、水によって運ばれ堆積した砂州と、そして夏の牧草地という3つの言葉の組み合わせで、景色そのものが名前の由来となっています。

このストック川(Stock Beck)の小さな橋の上にあるのが、この町一番の観光スポット「ブリッジハウス」です。
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ブリッジハウス

17世紀、地元で裕福なブレイスウェイト家が、川の向こう側にリンゴ園を営み、川を行き来できるように橋を建設したのが始まりです。その後、リンゴを貯蔵するために「ブリッジハウス」という名前通り、橋の上に家を建てました。

この家が建てられた当初は、川向うに行き来できるよう、建物の両側に扉が付けられていましたが、現在はライダル通りに面した方のみ出入りできます。

人が4、5人入ると身動きできなくなるぐらいの小さな家で、外階段でつながる2階建てです。次々と人手に渡った家は、リンゴ貯蔵庫の他にも織物店、椅子メーカー、アンティークショップ、靴屋など、様々な用途で使用されました。住居として子ども6人を含む一家8人で暮らしていたという記録もあります。

この「ブリッジハウス」について、吉田新一先生の著書「ピーターラビットの世界」の第7章に、「ビアトリクスがブリッジハウスを守るように」と、ナショナルトラストへアドバイスしたことが紹介されています。詳細はぜひ書籍をご覧ください。
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ブリッジハウス ライダル通り側の入口
ビアトリクスの協力を得て、現在はアンブルサイドの伝統的な建物として、町一番の観光スポットとなりました。私達が訪れた時も次から次へと観光客が訪れ、外観を見た後、狭い家に吸い込まれていきます。

家の中は、アーチストが描いたブリッジハウスの作品が飾られ、ナショナルトラストのグッズショップになっていました。

ブリッジハウスの道路(ライダル通り)を挟んで北側に、アーミットライブラリーがあります。
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道路を渡った先にあるアーミットライブラリ―の横幕

アーミットライブラリーは、メアリー・ルイーザ・アーミットと、二人の姉の意志のもと、1912年に会員制図書館として開設されました。

コンセプトは、「学生と愛読者のための科学的、文学的、古書研究的な価値のある本のコレクションを形成する」とし、湖水地方に住む著名人の多くが、作品や蔵書を寄付しました。

ビアトリクスも、父親の蔵書を寄付したことに始まり、考古学として化石や、出土品を描いた作品、そしてキノコ学者を目指して書き溜めた300点を超える菌類の作品すべてを寄付しました。

そうしたことから、ここでは常時展示としてビアトリクスの菌類の作品が見られます。
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アーミットライブラリ―(The Armitt and museum)
手前の建物がショップと受付で、奥の1階が展示室、2階が会員制図書室。
展示室への入場料は大人5ポンド(2階も見学可能)。
1階の展示室は撮影可能でしたが、2階の図書室は撮影禁止。

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1階展示室では、スペースの半分ほどを利用し、「イメージ&リアリティ ビアトリクス・ポター展」を開催中でした。

ビアトリクスの生きた時代から、化石に興味を持った考古学、菌類を夢中になって描いたキノコ学、農場経営者、自然保護活動家、女性実業家など、知られざるビアトリクス自身の物語を、彼女が残した言葉を含めながら、想像と現実を伝える展示です。
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各項目毎に大きなパネルが掲げられており、彼女の生きた時代についてのパネルでは、19世紀後半の産業革命後、人口の増加で世界最大の都市となったロンドン。ビアトリクスは、父や叔母と連れだって展覧会で巨匠と呼ばれる人たちの絵画作品を鑑賞するのが楽しみのひとつでした。しかし、心はロンドンにあらず、常に自然豊かなスコットランドや湖水地方に向けられていました。

その頃湖水地方では、ウィンダミア湖でスケートを楽しむ人々、鉄道がウィンダミアまで来たことによる急速な駅周辺開発と裏腹に、湖の西側の集落は、ナショナルトラストの新たなる鉄道計画の反対運動や、自然保護活動などにより、牧歌的な田舎の風景が残されました。

まずはビアトリクスの生きた時代背景の解説があり、ビアトリクスの絵本作家だけではない知られざる人生についてを紹介しています。

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「羊飼いのためのガイドブック(The Shepherd's Guide)」より
このページには、どの農場の羊か分かるように、必ず入れられる「スミットマーク(Smit Marks)」についての解説が示されています。

『ティギーおばさんのおはなし』で、ティギーおばさんが「どの農場でも必ず印をつけておくんです!」と言ったそのマークです。

こうした農場のマークは、毎年発行されるガイドブックに掲載され、伝統として受け継がれています。

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キンチャヤマイグチ(英名:Orange Birch Bolete)
ビアトリクスが描いたキノコの作品。森にキノコがどのようにはえているのか、枯葉の上なのか、草なのか、それとも木についているのかなど、そのようなことまで作品が伝えてくれます。
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シロエノクギタケ(英名:Spike Cap)

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アーミットライブラリ―は、はるか昔から現在までのアンブルサイドの暮らしが分かるようなものを示したいという望みがあり、少しずつ出土品や遺物などを収集していました。ビアトリクスもその点を理解し、20代の頃描いたバックラーズベリーで出土した金属と骨の加工品や、ロンドンで出土したローマ人のサンダルなど、考古学として描いた作品を寄贈しました。

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ビアトリクスがキノコ学者を目指し、勉強していた頃に使用した顕微鏡のプレパラートと、キノコのスケッチ作品を収納していたビアトリクスお手製の紙ばさみ。
紙ばさみは全部で8冊になり、表側は模様入りの木綿の布でカバーされ、内側は無地の木綿で裏打ちされているもの。


『ピーターラビットのおはなし』を出版した翌年の1903年、絵本のキャラクターを使ってコピー商品が出回ることに端を発し、自身でぬいぐるみを制作し、特許を取得したビアトリクス。こうした絵本の関連商品は人気があり、その後次々と商品化されました。

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ピーターラビットゲーム、ジグソーパズル、塗り絵、陶器、壁紙などなど。彼女の女性実業家としての才能として、これらのグッズも一部展示されています。いわゆる本業の絵本製作とは別に副業としてのこれら商品展開は、後々の出版社の経営や、ビアトリクス自身の大切な収入源となっていきました。
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ビアトリクス本人から、アーミットライブラリ―に寄贈された初版本のコレクション。

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こちらは、この展示会の内容をあますことなく紹介したガイドブック。
「Image & Reality Beatrix Potter A Portrait of an Extraordinary Woman」3ポンド

アンブルサイドに10時40分ぐらいに到着し、ブリッジハウスとアーミットライブラリ―を見学し、ちょうどランチタイムになると思ったので、ランチできるお店の候補を3軒ほどピックアップしていました。

最初に行ったのは、ブリッジハウスに近い「アップルパイカフェ(The Apple Pie Cafe & Bakery)」で、他の候補の店にも案内しようと思ったら「ここにしましょう」となり、総勢11名、お昼時に全員座れるか不安でしたが、大人数用の奥のテーブルが空いていてラッキーでした。
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この店名物のアップルパイにアイスクリーム添え 4.75ポンド

ランチも済ませ、再びデレックの待つ駐車場へ向かいましたら、メンバーのお一人が「バッグがない!!!」と気づき、大慌てで食事した店へと急ぎました。すぐに引き返したのが良かったのか、湖水地方は悪い人がそれほどいないのか、椅子の背に引っかかったままでバッグが見つかりました。

もしここで盗まれてしまったらと考えると、後半のスケジュールがすべてキャンセルになりますし、本当に良かったです。

気を取り直してバスに戻り、次の目的地グラスミアへと向かいました。この続きは次の旅行記のブログにて。最後までお読みいただきありがとうございました。

英国旅行記2018年 湖水地方 ウィンダミア湖畔にあるレイカースルへ

英国
10 /09 2019
二つ目の目的地レイカースルは、湖水地方で最大の湖、ウィンダミアの北西の湖畔にあります。前日、ヒルトップ農場へ向かう道中で、一瞬だけレイカースルが見えました。
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こちらが一瞬だけ見えたレイカースル
手前がウィンダミア湖で、その先の森に囲まれ要塞のような建物の塔の一部が見えます。この辺りの森は、地名にちなみ「ワットバロウの森(Watbarrow Wood)」と呼ばれています。
その時の様子は「ヒルトップ農場へその1」でどうぞ。

レイカースル(Wray Castle)は、ビアトリクスが湖水地方に初めて訪れた1882年、16歳の時に滞在した屋敷です。

その屋敷は、18世紀後半から19世紀にかけて流行ったゴシック・リバイバル建築(Gothic Revival style)で、1840年リヴァプールの医師ジェイムズ・ドーソンが、妻の父親のジン製造で得た利益で建てました。

妻の父、ロバート・プレストンは、リヴァプールでドライジン(蒸留ジン)を製造し、その蒸留所があった町の通りの名前に、ジンには欠かせないボタニカルであるジュニパー(西洋杜松)にちなんで、「ジュニパー通り」と名付けられるほど繁栄しました。

肝心の妻マーガレットは、夫の建てたレイカースルを見るなり二度と足を踏み入れることはなかったそうです。

ビアトリクスは、建物の奇抜さよりも、室内のアンティークな家具に魅せられ、もし自分が家を建てたらこのような家具を並べたいと、書斎や屋敷内の廊下をスケッチし魅せられました。

さて私達は、レイカースルで行うミッションがありました。ビアトリクスがレイカースルの前で撮影した有名な記念写真と同じ位置で撮影を行うこと。私も初めて訪れる場所なので、恐らくこの辺りだろうと予習はしていたものの自信はありません。

いざ撮影しようとしましたら、あろうことか車が1台横づけされていて、どうしても写りこんでしまいます。脚立を屋根に積んだ関係者の方かと思い、車を動かしてもらえるよう頼んでみましたが、こっちも困ると相手にしてくれません。みんなで「ちょっとぐらいどかしてくれてもいいのに」とブーブー言いながら(笑)撮影しました。

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撮影位置は、ビアトリクスの記念写真と見比べると、もう少し後ろにさがって撮影した方が良かったみたいです。
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こちらは正面入口

威圧的で圧倒的な存在感のある建物は、真ん中にある背の高い塔が中心となりその周りに城郭風な屋根が並び、その周りに矢を入れる切れ目の入った小塔が覆っていて、窓は垂直にスライド開閉する落とし格子の窓で、印象的なコントラストを与えています。
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敷地面積は、830エーカー(東京ドーム71個分)で、ウィンダミア湖に向かって森が広がり、反対側の敷地は牧草地が広がっていました。周囲はフットパスが完備されていて、ウィンダミア湖までの散策も楽しめます。
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この先は入場料が必要 大人9.6ポンド

建物の内部は、長い間子ども為の施設として利用され、一般開放されていませんでした。現在は内部も見学できますが、ビアトリクスが魅せられた調度品など、子どもの室内遊び場(遊具)となっているため撤去されました。装飾を施した柱や、高い位置に張り出した天井の梁、建物の構造物はその当時のまま見られます。

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そしてウィンダミア湖を一望できるこの景色も、建物の上階の方がより全体を見渡せると思います。

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私達は、もうひとつのミッションのために、小雨降る中をミニバスで通り過ぎた最初のゲートへ向かって、ぞろぞろと歩きだしました。

レイカースルに行ってみて分かったお勧め見学コースは、まずはレイカースルのゲート前で停車し、ゲートの右隣りにある聖マーガレット教会を見学後、再びバスに乗り込みレイカースルへ。このように見学すれば、ゲートからレイカースルまでの約1キロ(片道 徒歩10分から15分)の往復をカットできます。

まさか敷地内がこんなに広いとは想像もしていなかった。雨さえ降ってなければ、牧草地を横目に見ながら楽しいお散歩になったかもしれませんが。

聖マーガレット教会は、ビアトリクスが初めて湖水地方に滞在する5年前、1877年にロウレイ(Low Wray)区の教区牧師として、ハードウィック・ロンズリーが赴任しました。

ローンズリー牧師は、湖水地方の美しい自然に魅了され、自然景観保護のための活動を行い、やがてナショナルトラストの創設者として、永遠に語り継がれる存在となりました。

そんな運命的とも言えるビアトリクスと、ローンズリー牧師が出会った場所こそがレイカースルでした。

河野先生の書籍「ピーターラビットの世界へ ビアトリクス・ポターのすべて」の第7章で紹介されている「聖マーガレット教会」について、「レイ・カースルに訪れるときは、ぜひとも訪れていただきたいスポットです」とあります。
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聖マーガレット教会

現在は、建物の保存がされているものの、利用はされておらず、外観を見るだけです。見学者は、私達の他に先に来ていたピーターたちのようです。
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教会の入口に、ローンズリー牧師についてのパネルがひっそりと飾られています。

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お散歩中に見つけたタマフジウツギ(Orange Ball Tree)
黄金色のボールのようなオレンジの花をたくさん咲かせていました。
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ヤマヤグルマギク(Montane star thistle)
名前の通り高地に咲く花。

予定通り9時40分に到着し、ふたつのミッションを成功させ、10時30分に次の目的地であるアンブルサイドへ移動を開始しました。予定外だったのは天気だけ。絶対に晴と信じていたのに、これだけはどうしようもないことですけれどもね。この続きは次の旅行記のブログにて。最後までお読みいただきありがとうございました。

ラピータ

ピーターラビットの生みの親ビアトリクス・ポターの愛好家で、作品について、開催されたピーターラビットのイベントやグッズ紹介、ピーターラビットの故郷英国について紹介するホームページ「ラピータの部屋」のブログです。
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