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東北車中泊旅行その13 宮城県から福島県へ 帰宅困難区域を通過して道の駅ならはへ

車中泊
06 /07 2019
松島観光を楽しんだ後、お昼過ぎ松島を出発し福島県へと向かいました。
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旅行中は冷蔵庫代わりにクーラーボックスを利用しましたが、保冷剤は24時間しか持たないので、凍ったペットボトルを保冷剤のように使用しました。翌日はまたコンビニで凍ったペットボトルを購入し、前日の分は飲料水としました。夏の間は、どのコンビニでも凍ったペットボトルを販売していると思いますが、春も取り扱いしているのはファミリーマートのみでした。

さて、宮城県の海沿いの道をドライブしていると、突然テレビで何度となく見た被災地の建物を見かけました。
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山元町立中浜小学校跡
立派な2階建ての建物で、高さもありモダンな建物でした。この学校は屋上があり、屋上の小屋裏で90名が夜を明かし、翌朝自衛隊に全員救助されました。津波は2階の天井部分まで襲ったとされているので、もし屋上がなければ、もし津波が屋上をはるかにしのぐ勢いだったら、たくさんの覚悟を持って、屋上へと避難されたことと思います。
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幸せの黄色いハンカチ
小学校跡の前に広がる敷地に黄色いハンカチが掲げられていました。ハンカチは風化して読めなかったけど、そこには支援への感謝の気持ちを込めて、映画「幸福の黄色いハンカチ」にならって元気の気持ちを込め掲げられているとか。

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被災した建物を実際に目にすることで、校舎内は床がめくれ上がり、鉄筋は柱にグルグル巻きとなり、映像では伝わらない凄まじさが、ひしひしと伝わってきます。

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宮城県から福島県に移動し、いよいよ帰宅困難区域にさしかかろうとする前に、道の駅「南相馬」へ立ち寄りました。
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インフォメーションコーナーに展示されていた、震災の様々な記録のパネルがストーリーとなり、じわじわと押し迫るものを感じました。損傷した小型標識や、損傷した橋げたの伸縮継手が展示され、津波の被害を後世に語りづぐ記念碑が317箇所もあるというパネルも。これら記念碑は「津波石」と呼ばれるそうです。
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帰宅困難区域(赤く囲んだ区域で上の青い矢印から、下の青い矢印までの区間、車で通行は可能ですが、国道を通過するのみで停車や、脇道に侵入するなどは許可されていません)

そしてこれから向かう帰宅困難区域(国道6号線)は、以前は通行証がなければ立ち入ることが出来なかった場所ですが、自動車であれば通行証を持っていなくても通行が可能となりました。
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「ナミエボウル」の建物の横に、漁船がありました。この漁船は、震災で流れ着いたのではないようですが、一瞬ここまで津波が押し寄せたのかと驚きました。
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この先帰宅困難区域の看板(自動二輪車、原動機付自転車、軽車両、歩行者は通行できません)
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通行できる道路は国道のみで、脇道に入らないようガードマンが監視してます。
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ここにあった普通の生活は震災以来、長い時間がかかってもまだ戻ってきません。長い年月が経ったことを建物を覆う草木が物語っています。
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道路沿いの民家は、フェンスでバリケードされています。
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道路の真上にあるのは、大気中の放射線量を測定するモニタリングポスト。

車で通り過ぎること約20分。距離にして20キロほどですが、その間3回パトカーとすれ違いました。道端に車を停めることが一切禁止されているので、厳重に見回りされているのでしょう。

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帰宅困難区域を抜けた先に、道の駅「ならは」がありました。今年の4月25日に1階のフードコートと、2階の温泉施設が災害復旧工事が完了し、施設が再開したばかりです。
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ここにもモニタリングポストが設置されていました。
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1階フードコート入口に震災を乗り越えた「奇跡の金魚」、泳ぐ金魚の王様のらんちゅうがいました。ほっぺがプクッと膨らんだ可愛い金魚です。
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フードコートのおすすめメニュー、楢葉町の郷土料理「マミーすいとん」400円
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2階は温泉施設「Jヴィレッジ 遊湯ならは」700円
この温泉はJヴィレッジに近いということで、サッカーで疲れた体をほぐせるように、サウナと、たくさんのジェットバスが完備されていました。おかげで旅の疲れを癒すことができました。

東京2020オリンピックの聖火リレーは、2020年3月26日Jヴィレッジからグランドスタートすることが発表されました。Jヴィレッジそばの、道の駅「ならは」も相当な人で賑わうことでしょう。

この日は道の駅「ならは」で車中泊し、翌日自宅へと戻りました。
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自宅に戻ると、私達の帰りを待っていたかのようにオオデマリが満開を迎えていました。

毎日が充実した5泊6日の東北車中泊旅行の記録でした。途中、雨が降ったため6泊7日の予定を変更しましたが、行きたいと思っていたキツネ村や、山形うさぎ巡り、田沢湖、乳頭温泉、世界遺産中尊寺、日本三景松島、そして被災地にも行くことができました。

これにて、東北車中泊旅行の記録は終わりです。毎度のことですが、まとめるのに時間がかかりすぎですね。最後までお読みいただきありがとうございました。次は途中まで執筆した英国旅行記を完成させようと思ってます。今後共「ラピータのライフログ」よろしくお願いします。

東北車中泊旅行その12 日本三景のひとつ宮城県「松島」観光と、瑞巌寺で令和元年初日の御朱印をいただく

車中泊
06 /05 2019
日本三景といえば、天橋立、宮島、そして今回やってきた松島です。前日に引き続き天気は雨で、美しい景色が台無しでしたが、2つ制覇したので残るあとひとつは宮島です。

遠い昔の記憶をたどれば、天橋立に行った時も、天気はあまりよくなかったような。

朝7時過ぎ、五大堂のすぐそばにある松島第一駐車場に到着し、早朝だったため余裕で駐車することができました。駐車台数26台 料金:1時間300円、以降30分毎100円加算され、上限が1000円と良心的な設定です。
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五大堂へ渡るすかし橋
松島湾より飛び出した先にあるお堂で、朱塗りの欄干が景色に映えるすかし橋を渡った先にあります。
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このすかし橋は、渡し板に隙間があるので、足を滑らせると真下は波しぶきのあがる波打ち際です。
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瑞巌寺五大堂
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五大堂をぐるりと回ると、各方位に十二支の彫刻があります。十二支といえば、自分の干支でもあり大好きな「卯」ははずせません。

松島は、東日本大震災の津波の被害が比較的少なく、松島の海に点在する島々が津波のパワーを吸収し、町を守ったと聞きました。それでも松島といえば日本有数の牡蠣の産地ですが、これら牡蠣の養殖が震災の影響で甚大な被害を受けたそうです。
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瑞巌寺の本堂へと続く180メートルの参道

この長い参道を歩きながら、108の煩悩を捨て無心となってお参りしなさいという意味が込められているのでしょうか?長い長い参道を、清掃の方々が落ち葉ひとつ残らぬよう、はき清めていらっしゃいました。
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瑞巌寺本堂

本堂に入る前に拝観料をおさめます。拝観料:700円

ここは仙台藩主伊達家の菩提寺で、宝物館と本堂内の見学ができます。宝物館「青龍殿」は、伊達家歴代藩主の像や、書跡、茶碗など、約3万点が保管されています。

昨年と今年と興味深い文字、ヒエログリフや、古英語に出会い、その文字の持つ魅力にはまっているところへ、この宝物館で「梵語」という文字に出会いました。昔から伝わる言葉は、音楽に通じる魅力があり、人を魅了する力がこもっているような気がします。

瑞巌寺の本堂内は、部屋によって襖絵にそれぞれテーマがあり、孔雀だったり、鷹だったり、菊や松の間などといったように、それは絢爛豪華な襖絵でした。

また、お殿様が座られる上段の間のさらに一段奥まったところに、上々段の間があるとは知りませんでした。そのような間取りなども楽しめます。
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瑞巌寺の御朱印 300円
御朱印は、オープンする8時に向かいましたが、それでも40分待ちの札が出ていました。御朱印受領のための行列はなかったものの、受付して整理札をもらえば、ひとしきり見学した最後にいただきました。こちらは、令和元年初日の記念すべき日の御朱印です。
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仙台名物ずんだ餅ぷち 336円
しっとりとしたほのかな甘みがくせになる味です。瑞巌寺の参道脇にある寺町小路店でいただきました。

ようやく雨も上がり、少し空が明るくなるものの、どんより曇り空でしたので、遊覧船はやめて、歩いて渡れる島に行くことにしました。松島名物の遊覧船、主人から遊覧船名物、ウミネコにかっぱえびせんをあげる話を聞いていたので、私もぜひチャレンジしたいと思っていたのに、ウミネコの糞害による松枯れが深刻になり、餌付け禁止になってしまいました。

がーーーん!これを楽しみにしてたのにね。松島の松が枯れてしまったら、ただの島になってしまいますから、それも困りますので仕方ありません。
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歩いて渡れる松島のひとつ「福浦島」は、福浦橋を渡って上陸できます。福浦橋通行料:200円
福浦橋(全長252m)は、鮮やかな朱色で青空に映えそうな絶景スポットですが、この日は雨はやんだもののどんより曇り空で、まったく映えません。

福浦島は、遊歩道が整備され、30分ほどで1周できます。途中、1軒だけ軽い食事のできる茶屋もありました。
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見晴台からの景色
中央の小さな島、千貫島の向こうに松島の島々が並んでいるのが見えますでしょうか?遊覧船に乗るとこれら島々の近くまで行くようですが、この景色で満足することにしましょう。
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福浦島から戻ってくると、ウミネコのカップルが見つめあっていました。ウミネコは、目が怖いけど、ネコみたいな鳴き声で愛嬌があります。
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松島の食事は、名物牡蠣ということで、牡蠣フライ定食(1080円)にしました。
店内のテレビで、新天皇即位の中継があり、「昭和」「平成」「令和」へと、時代がまた動いたことを確認できました。

日本三景のちょっぴり残念な景色でしたが、気を取り直し次の目的地、福島県のJヴィレッジ近くにある道の駅「ならは」へと向かいました。この続きはその13にて。最後までお読みいただきありがとうございました。

東北車中泊旅行その11 東日本大震災の被災地へ&道の駅「上品の郷」

車中泊
05 /31 2019
雨の中、世界遺産に登録された中尊寺金色堂を見学した後、この日は予定を大幅に変更し、次の日に行く予定だった東日本大震災の津波で甚大な被害にあった被災地に行くことにしました。

まずは車中泊予定地の道の駅「上品の郷」へ。車中泊可の駐車場で、施設内には温泉も併設され、またコンビニもあり申し分のない道の駅です。ここで、献花用の花を購入し、車で30分ほどのところにある大川小学校跡地へと向かいました。

北上川沿いを追波湾に向かって走ると、突然空き地に車がたくさん停まっている場所が現れ、その奥に大川小学校跡地がありました。
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大川小学校跡地

雨の中、たくさんの方が弔問に訪れていました。自宅のテレビで見る映像と違って、実際にその場所に出かけて見るのは、どこか遠くで起きた出来事ではなく、目の前で起きた自然災害の恐ろしさという現実を突きつけられ、背中がゾクゾクする感覚に囚われました。
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小学校の敷地内にある裏山
どうして裏山に逃げる判断ができなかったのか、悔やんでも悔やみきれない現実が未だ拭いさることができません。悲しく、あってはならないことです。
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映像では分かりませんでしたが、大川小学校は随分とモダンな校舎で、生徒さんたちがグルグルと駆け回っていたに違いと思うような、教室と廊下がグルっと半周つながっていて、天井も随分と高く、きっと話題になったことでしょう。
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そんな校舎も自然の猛威に太刀打ちできる訳もなく、建物を支える鉄筋が、どうしたらこんな風になるのか?人間はひとたまりもないというのがよく分かります。


少しの慰みは、校舎に住み着いた鳥の鳴き声と、心を癒してくれる植物たち。


それからもう1箇所、津波を受けながらも市民に避難を呼びかけ続けた「南三陸防災対策庁舎」へと向かいました。現在、防災対策庁舎一帯は、市民の憩いの場所となる公園を造成中で、庁舎は3階部分しか見えませんでした。
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南三陸防衛対策庁舎の3階部分
反対側に回り込めば下の部分も見えますが、周囲は工事のため立ち入り禁止になっていました。
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献花台は、復興商店街「南三陸さんさん商店街」の駐車場に一時的に場所を移動されていました。奥に見える赤い鉄骨むき出しの建物が、南三陸防衛対策庁舎です。

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南三陸さんさん商店街
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ここでお土産を物色。一番人気のたこせんべいと、二番人気のウニせんべいで悩み、食感が軽くてサクサクの二番人気にしました。
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夕食は、さんさん商店街内の山内鮮魚店の海鮮丼(1500円)エビの出汁入り味噌汁付きと、ロイヤルフィッシュの生ガキ(1個432円)。

石巻市の海岸線をひた走り、宮城県の被災地を巡りましたが、所々道路が新しくなり、確実に復興に向け着実に進んでいるという印象を受けました。いつ何時このような自然災害が自分の身に降りかかるか分からない現実をひしひしと感じながら、再びこの日の車中泊をする道の駅「上品の郷」へ。
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道の駅「上品の郷」
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格子の構造がぬくもりのある雰囲気を演出。
途中の屋台がひさしの下を占領していて、そこだけ雨の中を歩くはめになるのが残念でした。
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道の駅に併設された日帰り温泉施設「ふたごの湯」

夜になっても雨はひどくなる一方で、屋根に雨粒の音が響き渡るのを子守唄代わりにして眠りました。次の日は、日本三景のひとつ、宮城観光といえばここという「松島」へ向かいました。この続きはその12にて。最後までお読みいただきありがとうございました。

東北車中泊旅行その10 岩手県の世界遺産「平泉」中尊寺金色堂を訪ねる&平成最後の日の御朱印

車中泊
05 /30 2019
ゴールデンウィーク休暇を利用して、我が家の愛車スズキのエヴリィワゴン号で東北車中泊旅行をしてきました。

車中泊とは、旅の楽しみのひとつである宿には泊まらず、キャンピングカーのように車内で寝泊まりする旅です。但し我が家の愛車は見た目は普通の軽自動車で、車中泊仕様車には見えません。

友人たちも「ここで寝泊まりするの?」の不思議そうな顔をしますが、確かに狭いですが結構快適です。

さて、旅も後半戦となり、自宅を出発して4日目となり、平成最後の朝を迎えました。この日は岩手県の世界遺産「平泉」の中尊寺へ向け出発しました。

ここまで、ゴールデンウィークらしい渋滞には一度もはまらなかった旅でしたが、中尊寺の駐車場まで残り約700mぐらいになった辺りから渋滞が始まりました。中尊寺の交差点を頭に、信号が変わるたびに進めるのが2台から3台といったペースになり、駐車場にたどりつくまで約20分ぐらいかかりました。

中尊寺第2駐車場(322台)駐車料金400円
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天気は、あいにくの1日降り続く霧雨の中、折り畳み傘をさしながら「月見坂」の参道へ。時間にして約10分ぐらいの登りでしたが、勾配がきつく、また道がぬかるみ足元が大変悪く、お年寄りや足腰の弱い方にはかなりきつく感じるのではないかと思いました。

境内は、それぞれ各お堂があり、そこかしこに行列ができていて、すべて御朱印がらみでした。御朱印がいただけるお堂は11箇所で、13種類もあるそうです。
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中尊寺本堂
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平成最後の日に中尊寺本堂でいただいた御朱印 300円
ここでは本堂と金色堂のみ御朱印をいただくことにしました。本堂の御朱印は、こちらも行列でしたが、列の進みが早かったので15分ほどでいただくことができました。
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本堂の釈迦如来像

本堂より先、中尊寺の宝物館讃衡蔵(さんこうぞう)と、金色堂は有料です。拝観料800円
拝観券発行所から伸びる行列は、これら拝観券を求めてのもので、こちらは約10分ほどで購入できました。

宝物館讃衡蔵は、中尊寺に伝わる3000点もの国宝や重要文化財を含む宝物が展示され見応えありました。何よりも傘をささずに見て回れるのが有難い。但し撮影禁止です。
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中尊寺金色堂と讃衡蔵の拝観券 拝観料800円
拝観券に、松尾芭蕉が金色堂を詠んだ俳句「五月雨の降り残してや光堂」が掲載されています。私達が出向いた日は、奇しくも雨が降る中、感慨深いです。

金色堂は入場するのに覚悟が必要でした。ものすごい人が狭い通路になだれ込み、じりじりと牛歩のように前に進む。正面でそれも一番前で見るにはさらにカタツムリのような歩みになります。

金色堂は天井から柱、見えるものすべてが黄金で装飾されている黄金郷でした。また平泉を繁栄に導いた藤原三代が祀られている場所でもありました。このような黄金郷は今後目にすることないのだから、しっかり目に焼き付けておこうとするものの、見れば見るほど眩すぎて、頭がくらくらと10分ぐらいが限度です。
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平成最後の日にいただいた中尊寺金色堂の御朱印 300円
この御朱印は、通路入った奥の受付で番号札をもらい、狭い通路内で番号が呼ばれるのをひたすら待ちます。ここでは番号が呼ばれるまで30分以上かかってしまいました。
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ランチは、境内にある「かんざん亭」で、山芋マルゲリータにしました。

次に、一関の厳美渓に行く予定だったのですが、雨はやむどころかひどくなる一方で、奇岩が繰り出す美しい景色も雨の中だと半減すると思い、予定を変更して、次の日に行く予定にしていた宮城県石巻市の大川小学校跡地へと向かいました。この続きはその11にて。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

東北車中泊旅行その9 秋田の秘湯「乳頭温泉郷」黒湯温泉、休暇村乳頭温泉郷、水芭蕉の群生地へ

車中泊
05 /23 2019
田沢湖から約30分ほど山道を走ると周りの景色が一転しました。
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旅行に出かけたのは、4月末でしたが、残雪が多く季節は逆戻りしたかのようです。

乳頭温泉郷は、秘湯として全国でも有名だそうで、7つの温泉宿があり、それぞれ異なる泉質のため、ハシゴ湯する人も多いそうです。私達も2つの温泉をハシゴしました。

乳頭温泉郷といえば、鶴の湯が大変有名ですが、朝から行列と聞き、温泉もゆっくりつかれるどころではないそうです。
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そこで黒湯温泉に行くことにしました。入浴料は600円
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駐車場から温泉まで坂を下っていくのですが、ここでまさかの雪道となり足元滑らせながらなんとか下までたどり着きました。
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茅葺き屋根の宿泊棟の間を潜り抜けた先に男女別の温泉(下の湯)があります。
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豊富な乳白色の湯が敷地内に湧き出ていて、この源泉を利用して箱根でも有名な黒タマゴを作ってます。
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温泉は男女別の内湯・露天風呂(下の湯)と、混浴露天風呂(上の湯)があり、上と下で泉質が違うため、どちらも楽しんでと管理人に言われましたが、混浴の方はさすがに遠慮しました。
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男女別の内湯
肌にまとわりつくようなしっとりしたお湯で、ずっとつかっていたい気持ちの良いお湯でした。
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男女別の露天風呂

幸いなことに他に利用者がいなかったので貸し切り状態でした。露天風呂の脇にうたせ湯もあり、運転で疲れた首と肩をほぐしてくれます。また、内湯の仕切られた場所に、2人分の洗い場とボディソープはありましたが、ドライヤーなどの設備はなかったので、ここではお湯につかるだけにしました。

風呂上がりといっても、まだ陽射しは強く、日焼け止めを塗りたくなるほどです。でも温泉宿の入浴時間が、早いところは午後3時、遅いところでも午後5時に終ります。
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風呂上がりに黒タマゴ
箱根の黒タマゴは、1個食べると7年長生きしますが、乳頭温泉郷の黒タマゴは箱根より味が濃いように感じましたので、8年長生きできそうです。いえ、2個食べたので16年ですね(笑)
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続いて向かったのは、休暇村乳頭温泉郷です。ここも2種類の泉質が楽しめる温泉でしたが、一方は暑すぎて足をつけることすらできませんでした。ここは、広々とした洗い場があり、必要なものすべて(ボディシャンプー、シャンプー、コンディショナー、化粧水、ドライヤーなど)揃っているので、ハシゴ湯の締めとしてはいいですが、黒湯温泉にあったような風情はまったくありません。

この日の車中泊として、休暇村乳頭温泉郷の近くにある駐車場を候補にあげていたのですが、なんと駐車場のトイレの利用時間が午後5時になっていました。以前は24時間利用できたようですが、残念ながら利用できなくなりました。

そこでどうしようと考えた結果、来た道を戻ることになりましたが立ち寄りたいと思っていた道の駅「なかせん」へ行くことに。

途中、いつか見たいと思っていた水芭蕉の群生が田沢湖周辺にあることを知り立ち寄りました。

水芭蕉といえば、童謡「夏の思い出」で有名な尾瀬、水芭蕉が咲いていることで有名ですが、尾瀬でなくても全国あちらこちらで見られるようです。
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田沢湖刺巻(さしまき)湿原の水芭蕉群生地
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しっかりとした茎の先にあるブツブツが花
よく似た花で、毒性の強いうさぎが誤って食べたら大変な「カラー」がありますが、こちらも同じサトイモ科の植物。片側だけ葉が白くなる「半夏生」という植物を育てたことがありますが、1枚だけ葉が白くなる面白い植物です。
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ハンノキ林と水芭蕉
花が終わると葉が団扇より大きくなり、別の植物を見ているかのようです。
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水芭蕉の開花時期に合わせて刺巻水芭蕉祭りが開催されていました。特産品の販売コーナーなど。
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道の駅「なかせん」
道の駅内に日帰り温泉施設はありませんが、交通量の多い国道105号線沿いにある道の駅です。
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道の駅の建物の裏手の斉内川沿いの桜並木があり満開でした。運が良ければすぐそばを走る秋田新幹線も見られるそうです。
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秋田といえば「全国ジャンボうさぎフェスティバル」が有名ですが、毎年10月に道の駅「なかせん」の近くにある大仙市中仙支所前のドンパン広場にて開催されます。

このフェスティバルは、秋田で品種改良された「日本白色種の秋田改良種」のうさぎが、体重はもちろんのこと、毛並みや体格などを競う品評会が開催され、チャンピオンを決定します。昨年のジャンボうさぎは、体重9.1キロで見事チャンピオンを獲得しました。
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道の駅「なかせん」に展示されているジャンボうさぎの剥製
全国ジャンボうさぎフェスティバルの初代チャンピオンの「館和号」死亡時体重10.7キロ
剥製って怖いイメージですが、毛並み美しくて、尻尾もピーンと勢いがありました。この体重を維持するための筋肉が発達している様が想像できます。

ところで、道の駅「なかせん」で販売されていたものの中に、ピーターのお父さんをパイにして食べてしまったマグレガーさんではないですが、うさぎ肉が販売されていました(><)

さて、道の駅の駐車場は、国道の交通量が多いので気になるかと思いきや、植え込みのある場所に車を停めることができたので、視界に入らなければ気になりません。

道の駅の隣に24時間営業のコインランドリーがあり、ちょうど旅の中盤で、次の日から雨予報だったので、ここでまとめて洗濯しました。

次の日は、秋田から岩手県に移動し、世界遺産平泉の中尊寺へと向かいました。この続きはその10にて。最後までお読みいただきありがとうございました。

東北車中泊旅行その8 3日目は秋田県田沢湖へ たつこ像、浮木神社、御座石神社

車中泊
05 /21 2019
今回の東北旅行を企画した際、真っ先に候補に挙がった行き先は、田沢湖と十和田湖。主人が数十年前、バイクで日本周遊した際、東北エリアでこの2つの湖の印象が強かったから、もう一度行きたいと思ったようです。

現在は昔と違って道路事情が格段に良くなっているため、ドライブも快適です。日本海東北自動車道は無料区間もあり(本荘~岩城の区間無料)、これは使わなソンソンです。

秋田の田沢湖へ到着したのは、午前10時半頃でした。前日車中泊した道の駅からの移動は、意外と距離があり時間がかかりましたが、駐車スペース待ちで行楽渋滞が発生しているかと思ったら、全く心配いりませんでした。
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たつこ像
田沢湖の観光スポット「たつこ像」
田沢湖は、永遠の美しさを願い龍に化身した村娘たつこの伝説により、日本一深く(水深423.4m)、美しさを称える湖になったとか。
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黄金色に輝く「たつこ像」と、たざわ湖スキー場のある秋田駒ケ岳(標高1697m)
湖のキラキラと輝くコバルトブルーと、真っ青の空スカイブルーと、白い頂のある山の景色と、清々しい爽快感を与えてくれる素晴らしい景色に思わず見とれてしまいます。
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満開の桜と小さな小社「浮木神社」は、黄金のたつこ像のすぐそばにあります。
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浮木神社の御朱印 300円
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「たつこ像」のある位置より、湖を半周したところにある「御座石神社」
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拝殿
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美しさを求め泉の水を飲み続けた結果、ついに龍へと姿を変えた美の守護神「たつこ姫」の像
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御座石神社の御朱印 800円
地元秋田の俳人、石井露月の句「秋と云へば 波打越しぬ 御座の石」とたつこ姫の記念印が、御座石神社の御朱印とセットでお願いできます。
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御座石神社の駐車場脇にある「あさり商店」で、秋田名物の味噌たんぽ(300円)、母ちゃんの玉コン(100円)、稲庭うどん(700円)をいただきました。このお店名物の味噌たんぽは、「1本食べれるかしら」と思うほどでしたが、甘みそ味がたっぷりしみて美味しかった。

また、稲庭うどんの箸休めにペラペラの漬物がついていたのですが、これが「いぶりがっこ」という秋田名物で、いぶした沢庵がコリコリして美味しかったです。
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田沢湖から乳頭温泉郷へ向かう曲がり口にあったのが「たつこ観音像」
田沢湖観光は、たつこ像に始まり、たつこ像で終わる観光スポットでした。

田沢湖の次に目指したのは「乳頭温泉郷」です。この続きはその9にて。最後までお読みいただきありがとうございました。

ラピータ

ピーターラビットの生みの親ビアトリクス・ポターの愛好家で、作品について、開催されたピーターラビットのイベントやグッズ紹介、ピーターラビットの故郷英国について紹介するホームページ「ラピータの部屋」のブログです。
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