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「西の魔女が死んだ」

書籍&映画
10 /21 2009
 「西の魔女が死んだ」 梨木 香歩(著) 新潮文庫(刊) 2001年8月

 主なあらすじ:
 中学生の少女まいは、クラスのいじめが原因で登校拒否となり、しばらく大好きなおばあちゃんと二人で暮らすことになった。おばあちゃんは、家族の間で西の魔女と呼ばれていて、そこでの生活は都会で体験できない自然との生活の知恵にあふれた場所。少女まいは、西の魔女であるおばあちゃんから魔女の修行を受けることになります。


 秋の夜長、読書していますか?私は読書の秋を満喫しようと、たくさんの本を借りてきてはいるのですが、やっと2冊。読むペースが遅くて嫌になっちゃいます。というのも、心惹かれる一文を見つけると、そこから果てしない想像の世界へ飛行してしまって、瞬く間に時が過ぎてしまうからです。そして、また読みかけのその部分から始めればいいのに、章の始めに戻ってしまうものだから。。。

 さて、「西の魔女が死んだ」ですが、少女まいが西の魔女のおばあちゃんから魔女になるための修行を受けます。

 魔女の修行

 「早寝、早起き、食事をしっかりとり、よく運動し規則正しい生活をする」
  「西の魔女が死んだ」より

 魔女といえど、これはすべてにおいて基本ですね。

 西の魔女は、木立を抜けた野原に家が建ち、裏山に囲まれ、それは自然との共生、自然を愛さなければ暮らせない場所に住んでいます。朝は、鳥のさえずりと共に起き、家畜を育て、植物の知識にも長けている。電気はほとんど必要なく、水があればすべてまかなえる。洗濯も、炊事も、掃除も。

 そういう暮らしだからこそ、自然から発せられるひそひそ声に敏感になっていくのでしょうね。

 「魔女は自分の直感を大事にしなければなりません。でもその直感に取り付かれはなりません。そうなると、それはもう、激しい思い込み、妄想となって、その人自身を支配してしまうのです。」
   「西の魔女が死んだ」より

 私がこの物語のなかで、一番惹かれた一文です。「直感」を感じる瞬間、ぞくぞくするものがあります。でも、直感を感じる瞬間は大事にしても、その直感を捨てる勇気もまたこれしかり。でなければ、次の直感は生まれませんから。

 読書の秋、どうぞ満喫してくださいね。
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ラピータ

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