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英国旅行記2018年 湖水地方 ヒルトップ農場へ その10

英国
04 /09 2019
英国旅行記の続き、ヒルトップ農場へ朝一番で入場し、ヒルトップハウスを見学した後、まずは前回の英国旅行記のブログで、ヒルトップ農場の道路に面した入口から、ヒルトップハウスまでのアプローチに広がる「コテージ・ガーデン」のお花畑を紹介しました。

続いて紹介するのは、家庭菜園の部分です。家庭菜園は、ヒルトップハウスの入口正面にアイアンゲートのある石垣で区切られた真四角のエリアです。
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こちらは以前の家庭菜園エリアにかかる緑色のアイアンゲート。
私が以前ヒルトップ農場を訪れた際は、ヒルトップハウスが入場できる日は、目の前の菜園の中には入ることができず、ヒルトップハウスがクローズの日のみ、菜園に入場可能だった。そのため、目の前のアイアンゲートは閉じられ、菜園内から撮影は不可でした。
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こちらは昨年訪れたヒルトップ農場の家庭菜園エリア。人が立っているところがゲートのある入口で、緑色のアイアンゲートが開かれている。
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石垣の下に生えているハゴロモグサとシダは、自由に生えるがまま繁っているそう。

オープンになった家庭菜園エリアは、ヒルトップハウス入場待ちの方や、私達のように見学を終えた方々が、途切れることなく出たり入ったり。
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ビアトリクスが『あひるのジマイマのおはなし』を出版した頃は、ここをアヒルたちが出たり入ったりしていたことでしょう。
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この挿絵にも描かれた石垣に設置されている白い箱はミツバチの巣箱で、英国では雨や風を防ぐ実用的な方法として、石垣に巣箱を設置するように穴があいている。これらを「Bee-Bole」と言い、湖水地方では特に多く見られるものです。ビアトリクスは、ミツバチの群れを見つけ、ミツバチを捕まえる「Skep」という、これまた伝統的なワラで出来た丸籠を借り、ミツバチの群れの上に置き、巣箱へと誘導します。また、購入した巣箱の修理が必要だったことなど、1906年7月の手紙に書かれていました。
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『あひるのジマイマのおはなし』が出版された2年前に設置された巣箱が、こうしておはなしに描かれ、家庭菜園エリアでそのままの姿で見ることができる。また巣箱の手前は、ジマイマが卵を隠したルバーブが大きな葉をつけています。もちろん私もジマイマの卵を探したが見つからなかった。ジマイマは上手に隠すことができたのでしょう。
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こちらは西洋ネギ(ボロネギ)
家庭菜園エリアは、ルバーブの他に、西洋ネギ(ボロネギ)、エンドウマメ、サヤインゲン、キャベツ、レタス、ジャガイモ、ニンジン、ラディッシュなど植えられている。
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サヤインゲンは、木の枝で支柱を作り、地面の杭と支えの間に麻紐のロープをかけ、そこにツルをはわせていた。
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こちらは家庭菜園エリアのもうひとつの出入口。前回訪れた際も、この出入口は開いていたものの、この先には進めなかった。
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次のエリアは農場エリア。ここから先は、高さ150㎝ぐらいの石垣があり、プライベートで立入禁止となっている。この先は、1906年に建て増しされた建物の戸口のところに、『パイがふたつあったおはなし』に描かれた、おおよそ100年以上前の井戸があります。
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ハンドルの位置が逆になっていますが、形状はほぼ一緒。『パイがふたつあったおはなし』より
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その先にある小屋は、『あひるのジマイマのおはなし』で、小屋内の様子(牛小屋の仕切りや手押し車など)が描かれ、さらにケップたちに助けられ戻ってくる場面で、この小屋の農場側より見た景色が描かれました。
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私達は、ジマイマ目線ではなく、ヒルトップハウス側からこの小屋を見ることができます。
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最後は果樹園エリア。ヒルトップ農場への入場者数が増えたことにより、入り口より続くお花畑のエリアのダメージが大きくなり、人の行き来をスムーズに行えるようにあらたに設けられた小道の格子垣の向こう側が果樹園エリア。
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『あひるのジマイマのおはなし』より、ジマイマが庭からアヒルの丸焼きに使用するハーブ類とタマネギを探している場面で、背景に格子垣とそこにはわせているツルバラを描いている。
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この格子垣の向こう側に広がるのは、囲いのあるパドックと呼ばれる牧草地で、そこにブラムリー(料理用のリンゴ)やダムソンプラム、洋梨などの果樹が植えられています。
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こちらはパドックにある古木ブラムリー

ヒルトップ農場の4つの異なるエリア、最初の小道の両側に広がるお花畑エリア、ヒルトップハウスの前にある家庭菜園エリア、ヒルトップハウスに1906年増築された部分より向こうに広がる農場エリア、そして小道の格子垣の向こう側にあるパドックと果樹園エリア、さらに果樹園の奥はジマイマの森へとつながっています。

ビアトリクスが生み出したキャラクターたちが、どこかでつながっているようにヒルトップ農場もそこかしこで今でも描かれたままの景色でつながり、私達に感動を与えてくれます。

ここまで、庭の見学だけで30分、ヒルトップハウス内見学と合わせて既に1時間が経過。予定をぎっしり詰め込んだツアー内容だったので、本当は一日ゆっくりしていたい場所ですが、次の場所へと移動する時間も迫りました。その前にお約束のショップに立ち寄りました。

ヒルトップ農場のショップに関しては次のブログにて。
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ラピータ

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