東北車中泊旅行その13 宮城県から福島県へ 帰宅困難区域を通過して道の駅ならはへ

松島観光を楽しんだ後、お昼過ぎ松島を出発し福島県へと向かいました。
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旅行中は冷蔵庫代わりにクーラーボックスを利用しましたが、保冷剤は24時間しか持たないので、凍ったペットボトルを保冷剤のように使用しました。翌日はまたコンビニで凍ったペットボトルを購入し、前日の分は飲料水としました。夏の間は、どのコンビニでも凍ったペットボトルを販売していると思いますが、春も取り扱いしているのはファミリーマートのみでした。

さて、宮城県の海沿いの道をドライブしていると、突然テレビで何度となく見た被災地の建物を見かけました。
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山元町立中浜小学校跡
立派な2階建ての建物で、高さもありモダンな建物でした。この学校は屋上があり、屋上の小屋裏で90名が夜を明かし、翌朝自衛隊に全員救助されました。津波は2階の天井部分まで襲ったとされているので、もし屋上がなければ、もし津波が屋上をはるかにしのぐ勢いだったら、たくさんの覚悟を持って、屋上へと避難されたことと思います。
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幸せの黄色いハンカチ
小学校跡の前に広がる敷地に黄色いハンカチが掲げられていました。ハンカチは風化して読めなかったけど、そこには支援への感謝の気持ちを込めて、映画「幸福の黄色いハンカチ」にならって元気の気持ちを込め掲げられているとか。

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被災した建物を実際に目にすることで、校舎内は床がめくれ上がり、鉄筋は柱にグルグル巻きとなり、映像では伝わらない凄まじさが、ひしひしと伝わってきます。

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宮城県から福島県に移動し、いよいよ帰宅困難区域にさしかかろうとする前に、道の駅「南相馬」へ立ち寄りました。
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インフォメーションコーナーに展示されていた、震災の様々な記録のパネルがストーリーとなり、じわじわと押し迫るものを感じました。損傷した小型標識や、損傷した橋げたの伸縮継手が展示され、津波の被害を後世に語りづぐ記念碑が317箇所もあるというパネルも。これら記念碑は「津波石」と呼ばれるそうです。
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帰宅困難区域(赤く囲んだ区域で上の青い矢印から、下の青い矢印までの区間、車で通行は可能ですが、国道を通過するのみで停車や、脇道に侵入するなどは許可されていません)

そしてこれから向かう帰宅困難区域(国道6号線)は、以前は通行証がなければ立ち入ることが出来なかった場所ですが、自動車であれば通行証を持っていなくても通行が可能となりました。
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「ナミエボウル」の建物の横に、漁船がありました。この漁船は、震災で流れ着いたのではないようですが、一瞬ここまで津波が押し寄せたのかと驚きました。
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この先帰宅困難区域の看板(自動二輪車、原動機付自転車、軽車両、歩行者は通行できません)
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通行できる道路は国道のみで、脇道に入らないようガードマンが監視してます。
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ここにあった普通の生活は震災以来、長い時間がかかってもまだ戻ってきません。長い年月が経ったことを建物を覆う草木が物語っています。
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道路沿いの民家は、フェンスでバリケードされています。
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道路の真上にあるのは、大気中の放射線量を測定するモニタリングポスト。

車で通り過ぎること約20分。距離にして20キロほどですが、その間3回パトカーとすれ違いました。道端に車を停めることが一切禁止されているので、厳重に見回りされているのでしょう。

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帰宅困難区域を抜けた先に、道の駅「ならは」がありました。今年の4月25日に1階のフードコートと、2階の温泉施設が災害復旧工事が完了し、施設が再開したばかりです。
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ここにもモニタリングポストが設置されていました。
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1階フードコート入口に震災を乗り越えた「奇跡の金魚」、泳ぐ金魚の王様のらんちゅうがいました。ほっぺがプクッと膨らんだ可愛い金魚です。
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フードコートのおすすめメニュー、楢葉町の郷土料理「マミーすいとん」400円
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2階は温泉施設「Jヴィレッジ 遊湯ならは」700円
この温泉はJヴィレッジに近いということで、サッカーで疲れた体をほぐせるように、サウナと、たくさんのジェットバスが完備されていました。おかげで旅の疲れを癒すことができました。

東京2020オリンピックの聖火リレーは、2020年3月26日Jヴィレッジからグランドスタートすることが発表されました。Jヴィレッジそばの、道の駅「ならは」も相当な人で賑わうことでしょう。

この日は道の駅「ならは」で車中泊し、翌日自宅へと戻りました。
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自宅に戻ると、私達の帰りを待っていたかのようにオオデマリが満開を迎えていました。

毎日が充実した5泊6日の東北車中泊旅行の記録でした。途中、雨が降ったため6泊7日の予定を変更しましたが、行きたいと思っていたキツネ村や、山形うさぎ巡り、田沢湖、乳頭温泉、世界遺産中尊寺、日本三景松島、そして被災地にも行くことができました。

これにて、東北車中泊旅行の記録は終わりです。毎度のことですが、まとめるのに時間がかかりすぎですね。最後までお読みいただきありがとうございました。次は途中まで執筆した英国旅行記を完成させようと思ってます。今後共「ラピータのライフログ」よろしくお願いします。
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ラピータ

ピーターラビットの生みの親ビアトリクス・ポターの研究家で、作品について、開催されたピーターラビットのイベントやグッズ紹介、ピーターラビットの故郷英国について紹介するホームページ「ラピータの部屋」のブログです。
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