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英国旅行記2018年 湖水地方 モスエクルス湖へその2 スイレンの花咲く美しい湖

英国
06 /19 2019
ニアソーリーのメイン道路から徒歩約30分のところにあるモスエクルス湖は、ニアソーリーの絵本に描かれた舞台の各所をたどりつつその先にあります。この記事の一つ前「モスエクルス湖へその1」で、その各所を紹介しましたので、どうぞそちらをご覧ください。

さて、ストーニー通りよりその続きです。目の前のゲートの先は、舗装されていない道となります。ツアー参加の皆さんには「汚れても大丈夫な靴を別にご用意ください」とお願いしておきました。

この日は特に靴が汚れるほどの酷い状態ではなかったのですが、突然雨が降ったり気候の変動が激しい地域なので、靴の予備があれば便利です。
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ストーニー通りは、写真を見てもらっても分かる通り、緩やかな登りとなります。
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ここを少し登ると、右手に樹洞のある大木がありました。ブラウンじいさまの住処のような樹洞で、もしかしたら本当にフクロウが住んでいるかもと思うほどでした。
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モスエクルス湖へ続く道は、英国のフットパスでもなく、農場のトラックなども普通に行き交う道ですが、このように閉じられているゲートがあれば、ゲートは動物が勝手に逃げ出さないために設けられているものなので、開けたら必ず閉めれば通行は自由に行えます。先頭を歩いていた河野先生が率先してゲートを開けてくださいました。
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このゲートの隣にあるもうひとつのゲートは、ニアソーリーの隣町ファーソーリーに向かう道です。ウィンダミア湖の方角(逆の方向)に進む道になりますのでご注意ください。
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左手の森の中へと通じる分かれ道のような個所もありましたが、特に道標はなく、私達は先生がいらっしゃったので迷うことはありませんでした。
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この分かれ道を過ぎた辺りから、ゴツゴツとした岩が見え始めます。
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その先にやっと道標がひとつありました。
クリフ・ハイツ(Claife Heights)は、モスエクルス湖の先にあるこの山の山頂(標高270m)で、湖(The Tarns)は、モスエクルス湖を含むこの先も湖がいくつかあるのでこのような表現になっています。ですので、The Tarnsを目指し右の方向へ。

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モスエクルス湖(Moss Eccles Tarn)
ビアトリクスが1913年に購入した湖で、ナショナルトラストが管理しています。

初めて湖水地方に訪れた2001年は、口蹄疫の影響で立ち入り禁止で、最初のゲートが閉じられたままでしたた。そして2回目に訪れた際は、道がよく分からなくて断念しました。そして3回目、河野先生の案内でようやくモスエクルス湖にたどり着きました。
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朝は素晴らしい天気だったのに、段々と雲行きが怪しくなり、絵画のような美しさにはなりませんでした。
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『こねこのトムのおはなし』で、脱げたトムたちの服を探している場面にスイレンの葉が描かれています。6月はスイレンの花が開花する時期で、私達も水面に目を凝らすと、白い美しい花が咲いていました。
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この湖に植えた赤と白のスイレンは、ビアトリクスが姪のナンシーと植えたものだそうです。ようやく訪れることができたモスエクルス湖は、とても静かで自分が立てる物音が、辺り一面響き渡るほどの静けさです。対岸の木立と空と水面が織りなす美しい景色に、例え曇り空だとしても吸い込まれそうでした。

ビアトリクスは、夏の宵に、夫ウィリアムと散歩で訪れ、湖面にボートを浮かべ、ウィリアムは釣りに勤しんだとか。一日の疲れが癒されるそんな大切な場所のひとつだったに違いありません。私もやっとここにたどり着くことができ、幸せな気持ちに包まれました。


それからもうひとつ気になっていた箇所は、『キツネどんのおはなし』の冒頭、キツネどんの冬と春先の棲家があるとされた「オートミール・クラッグ(日本語訳:いわやまのてっぺん)」の下のブル・バンクスとあり、このオートミール・クラッグがどこなのか特定できればいいなと思っていました。

地図を見ると、モスエクルス湖へと続く道の左側の森が「オートミール・クラッグ」となっているのですが、森の手前に岩石が露出している場所があり、ビアトリクスが残した最大のヒントである「岩のトップがテーブル状になっている」という点。
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ここがオートミール・クラッグだったらいいのになぁという場所。
河野先生に確認したところ、ニコニコ笑って否定も肯定もされません。きっと「そこは違うと思うよ」という意味だと思います。もっとこの辺りをじっくりと観察して調査しなければ分からない場所のひとつなんだろうと思います。

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バターカップ(キンポウゲ)
あちこちに黄色の可愛い花が咲いていました。この花は毒があり、草食動物が食べると中毒になるため、野生のうさぎも食べません。こうして一面バターカップのお花畑になります。
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フクシアの花もちょうど開花を迎えて、美しい景色に色どりを与えていました。

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帰り道、ニアソーリーの様子が見下ろせる場所、家の屋根が風景に溶け込み絵画のような美しさです。町全体で見渡すと、新しく建てられたコテージも悪くありません。
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そして、目の前が開けた場所で、遠くに目を向けると、右下にヒルトップショップの屋根が見えます。さらに向こうに広がる丘と森は、ジマイマの森です。『あひるのジマイマのおはなし』で、ジマイマが木のてっぺんすれすれに飛んだ丘も、ここからだと遠いですが良く見えます。

ヒルトップハウスの2階の窓から、私達がいる場所は『ひげのサムエルのおはなし』で、屋根の上から見える景色のように見えているはず。
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その道を私達は散歩しました。

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この後、私達はニアソーリーに戻り、河野先生の車で先生が宿泊されていたコテージへと向かいランチとなりました。前日にボウネスのパン屋「CORNISH BAKERY」で購入していました。タワーバンクアームズでランチも食べられますが、人数が多いため予約しても1時間半ぐらいはかかると調査済みでしたので、時間節約でこのようになりました。
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こちらは先生の奥様お勧めの「スティッキーチョコレートプディング(Sticky Toffee Pudding)」をいただきました。カートメル(Cartmel)と言う町にある、人気のスイーツだそうです。チョコが苦手な私ですら、コクがあってしっとりして美味しかったです。ご馳走様でした。

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再びニアソーリーのヒルトップ農場チケット売り場まで戻り、『こぶたのピグリン・ブランドのおはなし』に描かれた三叉路へ。ニアソーリーのメイン道路をエスウェイト湖方面へ曲がり、徒歩5分~6分ぐらいのところにあります。

『パイがふたつあったおはなし』で、ダッチェスが花束を持ってリビーの家の前に立っている場面が描かれた場所を、先生に案内していただこうと思っていたのですが、ここは私有地なので難しいとのことでした。書籍などで紹介されたこともあり、この場所を探して住民の方々とトラブルがあったのでしょうか?残念です。
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こちらは、ビアトリクスがニアソーリーに初めて避暑に訪れた際に滞在した屋敷で「イースワイク(Ees Wyke)カントリーハウス」です。ビアトリクスが滞在した当時は、「レイクフィールド(Lakefield)」という名前でした。こちらは宿泊可能で、2003年に来た時はここに宿泊しました。
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『パイがふたつあったおはなし』に、ダッチェスの家の扉として描かれた旧郵便局のドアと、その手前はリビーがバターとミルクを運んだ「ポスト・オフィス・メドウ(Post Office Meadow)」。旧郵便局の前にある牧草地なのでそのような名前がついてます。


9時半に到着して14時10分まで、ヒルトップ農場その1~その11、モスエクルス湖へその1~その2まで、ここまでがニアソーリー散策に費やした時間と内容のご紹介でした。河野先生は、午後からお仕事があるとのことで、この日のガイドはここでおしまいとなり、予め予約していた夕食で再び合流することになりました。

次にビアトリクスが最も愛した湖「エスウェイト湖」へ立ち寄った後、ホークスヘッドへと向かいました。この続きは次のブログにて。最後までお読みいただきありがとうございました。

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ラピータ

ピーターラビットの生みの親ビアトリクス・ポターの愛好家で、作品について、開催されたピーターラビットのイベントやグッズ紹介、ピーターラビットの故郷英国について紹介するホームページ「ラピータの部屋」のブログです。
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