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英国旅行記2018年 湖水地方 ジェレミー・フィッシャーの故郷、エスウェイト湖へ

英国
07 /18 2019
ニアソーリーの散策を終え、ツアーバスの待つヒルトップ農場前にあるバス停に集合し、次の目的地であるエスウェイト湖へ。バスに乗り込んで5分も経たない内にエスウェイト湖の駐車場へ到着。
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エスウェイト湖 この写真はニアソーリー散策中に撮影したもの。

エスウェイト(Esthwaite)湖の名前の由来である「~thwaite」という語句は、古北欧語の「thveilt」に由来し、牧草地のために森を開拓した土地のことを意味します。その語源どおり、エスウェイト湖の東側は緑豊かな牧草地が広がります。


グーグルマップでエスウェイト湖の位置を確認しますと、東側に湖水地方最大の湖 ウィンダミア湖(14.8平方キロ)があり、西側に第5位の大きさのコニストン湖(4.0平方キロ)があり、その間に挟まれた小さな湖がエスウェイト湖(1.1平方キロ)です。
(地図を拡大マーク+を何度か押していただくとエスウェイトウォーター(エスウェイト湖)の文字が表示されます)

ちなみに湖水地方の中で16ある大きな湖の内、11位がエスウェイト湖です。大きな湖に挟まれているので小さなと紹介しましたが、ウィンダミア湖の北にあるグラスミア湖(0.6平方キロ)やライダル湖(0.3平方キロ)より大きな湖です。また、「湖水地方は、大小約500の湖が点在する」と紹介されますが、残りは小さな湖で、前回ご紹介したモスエクルス湖もその小さなひとつです。

ニアソーリーよりエスウェイト湖までは、徒歩約20分(800m)ぐらいの距離です。途中、前回の英国旅行の記事「モスエクルス湖へその2」で紹介した、『こぶたのピグリン・ブランドのおはなし』に描かれた三叉路を通り過ぎ、その先に駐車場があります。

河野先生より、「ビアトリクスのボードがあるよ」とお聞きし、私もその場で一緒にいて、その事を聞いていたら「場所はどのあたりですか?」と質問できたのですが、見つけることはできませんでした。後でよく調べたら、「ビアトリクス・ポター・ウォーク」というのがあり、ニアソーリーからエスウェイト湖のビジターセンターまでの湖畔沿いのトレイルに、ビアトリクスのストーリーボードが設置されているとか。

また駐車場の先にある「ビジターセンター」のギャラリーに、ビアトリクスの作品をを紹介する展示コーナーがあったとか。「ビアトリクスに関連するボードがある」ということが分かっただけでも嬉しいのですが、行くことができなくて残念でした。

「ビアトリクスのボードウォーク」について紹介しているオフィシャルサイト:

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駐車場の案内ボードにも「ビアトリクス・ポター・ウォーク」と案内がありました。ここに最大のヒントがあったのですけれどもね(^^;

ビアトリクスは、16歳の時に初めて湖水地方に避暑で滞在し、ニアソーリーやエスウェイト湖の周囲を馬車で一周しました。その時の様子を後の日記で、「山を背景にした牧歌的な風景の方が好きだ。世界一美しい湖はエスウェイト湖だと思う」と書いています。

この湖は、ウィンダミア湖のようにウォータースポーツの内、釣りのみ許可されている湖のため、水上バイクなどの騒音は一切ありません。また、観光ツアーのコースには含まれないため、もちろんバスで通り過ぎることはありますが、立ち寄ることはほぼないので観光客もまばらでとても静かな湖です。
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また釣りする人にとってはパラダイスのような湖で、湖北側エリアが広い浅瀬と水深の深い地形が混在し、特に絶好の釣り場だそうです。釣れる魚は、チャマス(brown trout)で、冬はカワカマス(pike)など。ジェレミー・フィッシャーがパクッと飲み込まれた魚も、巨大なマスで、ジェレミーは「カワカマスでなくて良かった」とあります。
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そう、このエスウェイト湖は、『ジェレミー・フィッシャーどんのおはなし』の舞台であり、葦(reed)を棹(さお pole)にして、スイレンの葉のボートに乗り釣りします。駐車場からはスイレンの葉は見れませんが、葦が生い茂っている様子は確認できました。そして実際に大きなマスが釣れることで有名です。
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ジェレミーの姿は見えませんが、葦の隙間をカモが餌を探していました。

おはなしに描かれた通り、この湖は水生植物が豊富で、そこに水生昆虫が集まり、カエルやイモリなどの両生類が、そして水辺の鳥たちが餌を求めてやってきます。これらの生態系を支えるエスウェイト湖は、湖水地方でも有数な栄養分を含む水質で、多種多様な野生生物を維持する貴重な湖となっています。

私達は湖を背景に全員揃って記念撮影をした後、迷路のように楽しい町ホークスヘッドへ移動しました。この続きは次のブログにて。最後までお読みいただきありがとうございました。
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ラピータ

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