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英国旅行記2018年 湖水地方 ウィンダミア湖畔にあるレイカースルへ

英国
10 /09 2019
二つ目の目的地レイカースルは、湖水地方で最大の湖、ウィンダミアの北西の湖畔にあります。前日、ヒルトップ農場へ向かう道中で、一瞬だけレイカースルが見えました。
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こちらが一瞬だけ見えたレイカースル
手前がウィンダミア湖で、その先の森に囲まれ要塞のような建物の塔の一部が見えます。この辺りの森は、地名にちなみ「ワットバロウの森(Watbarrow Wood)」と呼ばれています。
その時の様子は「ヒルトップ農場へその1」でどうぞ。

レイカースル(Wray Castle)は、ビアトリクスが湖水地方に初めて訪れた1882年、16歳の時に滞在した屋敷です。

その屋敷は、18世紀後半から19世紀にかけて流行ったゴシック・リバイバル建築(Gothic Revival style)で、1840年リヴァプールの医師ジェイムズ・ドーソンが、妻の父親のジン製造で得た利益で建てました。

妻の父、ロバート・プレストンは、リヴァプールでドライジン(蒸留ジン)を製造し、その蒸留所があった町の通りの名前に、ジンには欠かせないボタニカルであるジュニパー(西洋杜松)にちなんで、「ジュニパー通り」と名付けられるほど繁栄しました。

肝心の妻マーガレットは、夫の建てたレイカースルを見るなり二度と足を踏み入れることはなかったそうです。

ビアトリクスは、建物の奇抜さよりも、室内のアンティークな家具に魅せられ、もし自分が家を建てたらこのような家具を並べたいと、書斎や屋敷内の廊下をスケッチし魅せられました。

さて私達は、レイカースルで行うミッションがありました。ビアトリクスがレイカースルの前で撮影した有名な記念写真と同じ位置で撮影を行うこと。私も初めて訪れる場所なので、恐らくこの辺りだろうと予習はしていたものの自信はありません。

いざ撮影しようとしましたら、あろうことか車が1台横づけされていて、どうしても写りこんでしまいます。脚立を屋根に積んだ関係者の方かと思い、車を動かしてもらえるよう頼んでみましたが、こっちも困ると相手にしてくれません。みんなで「ちょっとぐらいどかしてくれてもいいのに」とブーブー言いながら(笑)撮影しました。

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撮影位置は、ビアトリクスの記念写真と見比べると、もう少し後ろにさがって撮影した方が良かったみたいです。
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こちらは正面入口

威圧的で圧倒的な存在感のある建物は、真ん中にある背の高い塔が中心となりその周りに城郭風な屋根が並び、その周りに矢を入れる切れ目の入った小塔が覆っていて、窓は垂直にスライド開閉する落とし格子の窓で、印象的なコントラストを与えています。
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敷地面積は、830エーカー(東京ドーム71個分)で、ウィンダミア湖に向かって森が広がり、反対側の敷地は牧草地が広がっていました。周囲はフットパスが完備されていて、ウィンダミア湖までの散策も楽しめます。
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この先は入場料が必要 大人9.6ポンド

建物の内部は、長い間子ども為の施設として利用され、一般開放されていませんでした。現在は内部も見学できますが、ビアトリクスが魅せられた調度品など、子どもの室内遊び場(遊具)となっているため撤去されました。装飾を施した柱や、高い位置に張り出した天井の梁、建物の構造物はその当時のまま見られます。

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そしてウィンダミア湖を一望できるこの景色も、建物の上階の方がより全体を見渡せると思います。

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私達は、もうひとつのミッションのために、小雨降る中をミニバスで通り過ぎた最初のゲートへ向かって、ぞろぞろと歩きだしました。

レイカースルに行ってみて分かったお勧め見学コースは、まずはレイカースルのゲート前で停車し、ゲートの右隣りにある聖マーガレット教会を見学後、再びバスに乗り込みレイカースルへ。このように見学すれば、ゲートからレイカースルまでの約1キロ(片道 徒歩10分から15分)の往復をカットできます。

まさか敷地内がこんなに広いとは想像もしていなかった。雨さえ降ってなければ、牧草地を横目に見ながら楽しいお散歩になったかもしれませんが。

聖マーガレット教会は、ビアトリクスが初めて湖水地方に滞在する5年前、1877年にロウレイ(Low Wray)区の教区牧師として、ハードウィック・ロンズリーが赴任しました。

ローンズリー牧師は、湖水地方の美しい自然に魅了され、自然景観保護のための活動を行い、やがてナショナルトラストの創設者として、永遠に語り継がれる存在となりました。

そんな運命的とも言えるビアトリクスと、ローンズリー牧師が出会った場所こそがレイカースルでした。

河野先生の書籍「ピーターラビットの世界へ ビアトリクス・ポターのすべて」の第7章で紹介されている「聖マーガレット教会」について、「レイ・カースルに訪れるときは、ぜひとも訪れていただきたいスポットです」とあります。
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聖マーガレット教会

現在は、建物の保存がされているものの、利用はされておらず、外観を見るだけです。見学者は、私達の他に先に来ていたピーターたちのようです。
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教会の入口に、ローンズリー牧師についてのパネルがひっそりと飾られています。

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お散歩中に見つけたタマフジウツギ(Orange Ball Tree)
黄金色のボールのようなオレンジの花をたくさん咲かせていました。
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ヤマヤグルマギク(Montane star thistle)
名前の通り高地に咲く花。

予定通り9時40分に到着し、ふたつのミッションを成功させ、10時30分に次の目的地であるアンブルサイドへ移動を開始しました。予定外だったのは天気だけ。絶対に晴と信じていたのに、これだけはどうしようもないことですけれどもね。この続きは次の旅行記のブログにて。最後までお読みいただきありがとうございました。
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ラピータ

ピーターラビットの生みの親ビアトリクス・ポターの愛好家で、作品について、開催されたピーターラビットのイベントやグッズ紹介、ピーターラビットの故郷英国について紹介するホームページ「ラピータの部屋」のブログです。
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