英国旅行記2018年 ロンドン散歩2日目その3 ビアトリクスが結婚式を挙げた聖メアリー・アボッツ教会へ

uk587.jpg
朝食は、ホテルのフル・イングリッシュ・ブレックファーストでした。バイキング形式で好きなだけお皿に盛りつけられます。英国の伝統的な朝食が、フルコースで準備されているので盛りだくさんです。

uk588.jpg
夕食が質素だったので、朝食はとっても豪華になりました。


さて、ロンドン散歩2日目の朝は、ロンドンバスでビアトリクスが結婚式を挙げた聖メアリー・アボッツ教会へ行きました。


ロンドンバスで移動する際の注意点とお勧めアプリ:
ロンドン在住のT君情報ですが、ロンドンバスで移動する際、工事渋滞や学校の送迎時間などにぶつかると、交通渋滞に巻き込まれ、なかなか目的地に到着しないということがあるそうです。私達は幸いにもそのような渋滞に巻き込まれませんでしたが、ロンドンでは遅延などよくあることだそうで、そういった時に便利なアプリも教えてもらいました。

uk589.jpg
シティマッパー(Citymapper)

現在の場所と、行きたい場所を入力すれば、利用しようとする地下鉄やバスに何かアクシデントがあれば、それらの情報が表示されるので便利とのことでした。例えば、乗ろうと思ったバスが渋滞に巻き込まれていると、渋滞中みたいに表示されます。実際のところアプリを使いこなせるほど旅慣れてはいないので、いまだに使い方がよく分かっていませんが、ロンドンではとても便利ということで良く使われているそうです。

uk590.jpg
BKのバス停
ホテルから徒歩3分ほどのバス停BK(Lillie Road West Kensington)から、28番のバス Westbourne Park行きに乗車し、約20分で聖メアリー・アボッツ教会近くのバス停H(Holland St Hight St Kensington)に到着。この日は日曜日の早朝ということもあり、まだ人々が動き出す前だったので、バスでもスムーズに移動できました。今後、旅の予定を組む時は、時間帯や曜日なども考慮し、移動手段を考えるのもポイントのひとつになりました。

uk593.jpg
聖メアリー・アボッツ教会(St Mary Abbots)
ロンドン散歩でたどりついたこの教会は、河野先生の書籍『ピーターラビットの世界へ』のP123で紹介されている聖メアリー・アボッツ教会で、1913年10月15日にウィリアム・ヒーリスとビアトリクス・ポターがここで結婚式を挙げました。

uk591.jpg
イングランド国教会のシンボルである尖塔は、1879年11月に完成した高さ84mもあり、ロンドンの教会の中で一番高い塔だそうです。

uk592.jpg
教会の正面入り口側
教会の全体像を撮影したかったのですが、周囲の街路樹に阻まれて上手く撮影できませんでした。この教会のすぐ隣にケンジントン・ハイ・ストリート(Kensington High St.)という交通量の多い幹線道路があるのですが、とても静かで、落ち着いたとても良い雰囲気でした。時代は違いますが、ビアトリクスはこの教会で式を挙げることができ、幸せの絶頂の気分を噛みしめたんだろうなと思いめぐらすことができました。

uk594.jpg
教会内部
教会内部は、正面のステンドグラスが美しく、大変おごそかな雰囲気でした。英国最終日にこのような癒される場所に訪れることができ良かったです。ちょうど日曜の朝の礼拝が行われるとのことで、ケンジントン教区の人たちが集まり始めました。


塔の鐘の音
突然、鐘の音が鳴り始め、もうすぐ礼拝が始まるという合図のようなものだったのでしょう。旅の最後に聞こえた鐘の音は、ディック・ウィッチントンが聞いたように「お前はまたイングランドにやってくる」と聞こえたような(笑)
「ディック・ウィッチントンって何?」と思われた方は、私の「英国旅行記ブログ グロースター大聖堂」をご覧ください。

uk595.jpg
ハイ・ストリート・ケンジントン(High Street Kensington)駅
教会の次のロンドン散歩は、先生の書籍のP121に紹介されている「ヴィクトリア&アルバート博物館(Victoria and Albert Museum)」です。移動は地下鉄を利用しました。教会の近くのハイ・ストリート・ケンジントン駅から、博物館の最寄り駅のサウス・ケンジントン駅まで約11分。しかし駅から博物館の入り口までの遠いこと。Museums(博物館)へという案内通りに歩くこと約15分、ようやく入り口にたどり着きました。

uk596.jpg
正面入り口はセキュリティチェックがありましたが、建物の横の入口はチェック無しに入ることができました。

uk597.jpg
「Beatrix Potter The V&A Collection」1985年(刊)
V&Aことヴィクトリア&アルバート博物館は、ビアトリクスの23作品のおはなしの原画以外の作品、風景や植物を描いたもの、それから家具や室内を描いたもの、ペットや家畜など、これらの彩色画や線描画などの3000点以上超える作品(写真も含めて)を所蔵し、どのようなものを所蔵しているのか、そのコレクションをまとめた書籍も出版しています。コレクションをまとめた素晴らしい書籍ですが、所蔵物の内容を紹介する為の書籍なので、その作品の画像に関する掲載数は少ないのが残念な点です。

uk598.jpg
ウィリアム・モリスがデザインしたカーペット
「ブラーズウッド(Bullerswood)」1889年

毎年、何かしらテーマを設け、ビアトリクスの作品を展示されていたV&Aですが、1階のインフォメーションのスタッフに確認したら、私達が訪れた2018年は何も展示されていませんでした。その代わりにと勧められたのは、ウィリアム・モリス(William Morris)の展示品でした。

uk599.jpg
カーペットの手前にあるのは、モリスの最高傑作のひとつとされる絵付家具「聖ゲオルギウスのキャビネット(Cabinet, The Legend of St George)」1862年開催されたロンドン万博に展示するためにモリスが絵付したもの。

uk600.jpg
「モリス・チェア」と呼ばれた背もたれの調節が可能な安楽椅子。

uk610.jpg
お伽話「眠れる森の美女」が描かれたタイル(Sleeping  Beauty with Swan border tiles)。
モリスが20代の頃の作品で、白タイルに筆で絵付した後に焼成したもので、お伽話の絵の周りにデザインされた藍色の白鳥がモリスのデザインによるもの。また一番下の絵巻物には「王子が100年の眠りから王女を目覚めさせ、すべてを魔法から解き放った」と書かれているそうです。デザインはもちろんのことですが、色の美しさ、繊細さに引き込まれます。

uk611.jpg
ウィリアム・モリス 1883年「いちごどろぼう(Strawberry Thief)」
モリスがデザインした図案は、時代が変わっても、その人気は衰えることがありません。さらにアメリカのモダ・ファブリックス(moda fabrics)がウィリアム・モリスのデザインを生地に取り入れたことにより、比較的安価で入手できることも相まって、日本でもモリス柄は大人気です。

uk601.jpg
18世紀の更紗のドレス。花のモチーフに金の縁取り。
私達が訪れた時に開催されていた「自然界にまつわる服飾品(Fashioned from Nature)」は、ファッションに自然界の素材(シルク、木綿、ウールなど)をどのように使用してきたのか、またデザインとして自然の草や花々をどのように表現したかというのを、17世紀のファンションから現代に至るまでのファッションと自然界との関わりが見られるイベントが開催されていました。

uk603.jpg
19世紀のウェディングベールとドレス

uk604.jpg
20世紀初頭のドレス&黒の麦わら帽子
ドレスには、袖口にビーズ刺繍や、レースの縁取りがデザインされ、帽子には造花のモチーフがふんだんにあしらわれていました。

このような何世紀も前のファッションは、舞台衣装などでしか見たことのないし、そんな貴重なものが展示されていて、リカちゃん人形世代の私達は大興奮でした。それにしてもV&A博物館が所蔵する展示物の豊富さは、本当に素晴らしいです。しかし、ビアトリクスの作品が展示されていなかったのは残念でした。見たかったなぁ~。

uk606.jpg
正面入り口を進んだ先にあるショップにピーターグッズ
お土産ショップには、少しですが関連書籍とグッズが販売されていました。

uk605.jpg
Spineless Classics「Beatrix Potter Complete Tales」
こちらはビアトリクスの23作品のおはなしが1枚の紙に収められたポスター(50x40cm)です。フォントは、極小の4サイズで、小さすぎてまったく読めません。デザインを楽しむものなのですね。デザインも素敵だし欲しいと思ったけれど、ポスターを梱包している筒(写真右下)が大きくてスーツケースに入らないし、それなりのお値段だったので断念しました。75ポンド

uk607.jpg
V&Aでランチタイム
V&Aのカフェは、華やかなギャンブルルームと、ウィリアム・モリスがデザインしたモリスルームの2ヵ所あります。これらのカフェは、世界で初めて博物館にカフェが作られたという歴史的な意味を持つもので、装飾も含め博物館の見どころのひとつになっています。

uk608.jpg
私達はギャンブルルームで、英国旅行最後のランチをいただきました。トマトスープにパンがついて5ポンド(ジュース別)。

uk609.jpg
家族へのお土産は、ウィリアム・モリスのデザインを彷彿とさせるチャールズ・ボイジー(Charles Voysey)の「鳥&イチゴ(Bird & Strawberry)」柄トートバッグ(8.5ポンド)と、色々な工具がひとつになったマルチツール(15ポンド)を購入。

この次に私達が向かったのは、英国最大の老舗高級百貨店ハロッズ。映画ピーターラビットでも登場したお馴染みの場所です。この続きは次の旅行記ブログにて。最後までお読みいただきありがとうございました。
関連記事
スポンサーサイト



ラピータ

ピーターラビットの生みの親ビアトリクス・ポターの研究家で、作品について、開催されたピーターラビットのイベントやグッズ紹介、ピーターラビットの故郷英国について紹介するホームページ「ラピータの部屋」のブログです。
ブログに掲載している写真&文章は、すべて転載禁止です。

検索フォーム

ブログ訪問者

月別アーカイブ