山陰と山陽を巡る車中泊旅行3日目三徳山~安来

3日目は、天気次第で雨が降らなければ三徳山へ、もし降ったら白兎でのんびりしてから三朝温泉へ行こうと決めていました。

三徳山(ミトクサン 標高899.7m)は、山全域が国の史跡、名勝に指定され、お寺が点在する一番麓にある三佛寺から投入堂が見られる地点まで、標高差約200mで、片道700mの山道が続きます。本来は修験道の行者道として開かれたとのことですが、一般観光客も入山料を支払えば入山できます。山道ですから悪天候の場合は、当然入山できません。当日の朝は快晴で、絶好のハイキング日和でした。

山が近づくにつれ、道路脇にオオベニウツギのピンクの花々と、シャクの白い花が満開でとても美しかったです。

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オオベニウツギ

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シャク

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三徳山参道入口

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参詣受付案内所
ここで本堂までの400円を納めます。本堂から先は別料金になります。

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厄除祈願 疫病退散の角大師の護符
案内所で入山料を納めると、疫病退散の祈祷がこめられた護符をいただくことができました。

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本堂の先に登山事務所があり、山の中とは思えないとても綺麗なトイレがありました。これより先はトイレがありません。

登山事務所で、投入堂までの入山料800円を納めます。この先は、一人では入山できないので、必ず二人以上で登らなければいけません。さらに行者道の荒廃を防ぐため靴底チェックを受けます。かなりきつい山道なのでトレッキングシューズがお勧めですが、なければここで草履を購入し履き替えます。滑り止めのついた軍手もあった方が良いと思います。

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輪袈裟
準備を整え、事務所で手渡された安全祈願された輪袈裟(ワゲサ)をつけて出発しました。

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最初の難関「かずら坂」
歩き始めて10分ほどでいきなり目の前に壁が現れ、そこに木の根が複雑にからんでいました。かずら坂と呼ばれている場所で、木の根を頼りに上に登ります。

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山道は狭く、すれ違いが難しいので、登りと下りが分かれている個所もありました。木の根のおかげでなんとか登りきると、崖から1本の太い鎖がぶらさがっている「クサリ坂」がありました。

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文殊堂
クサリ坂を登り切り、文殊堂の足組みが見えてきました。さらに岩を這いつくばって登った先に文殊堂がありました。文殊堂の周りに幅90㎝ぐらいの回廊があり、土足禁止とあったけど、立入禁止ではなかったので、恐る恐る進んでみると・・・


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高所恐怖症の私が、それでも進みたいと思うほどの素晴らしい景色がありました。ここから落ちたら恐らく命はありません。でも足をぶらぶらさせたら気持ち良いだろうなと思う場所でした。怖くて足を投げ出すことできなかったけど。

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ブナ林が広がる森に1本だけ形が違う立派な木はウラジロモミ。とっても立派なモミの木だったので、もしかしたら木の根本にピーターたちが住んでいたかも。

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文殊堂の次に地蔵堂がありました。文殊堂もすごいところに建っていましたが、地蔵堂も同じような巨岩の上に築かれています。お堂を支える木組みのすごいこと!

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地蔵堂も文殊堂のように回廊があり、ここでも1周しましたところ、少し怖さに慣れたのかすたすたと歩く事ができました。回廊の角の一番怖い所から下を覗くと、あまりの高さでくらくらします。高所恐怖症の方は目をつぶってください(笑)。

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岩のくぼみにすっぽりとはまったように建っている観音堂。ここではお堂の先端が張り出していて通ることができないので、お堂の裏を回って先に進みます。

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観音堂のすぐ先にゴールとなる投入堂(ナゲイレドウ)が見えました。切り立った崖のちょうど中腹辺り(標高520m)に、どうやって建てられたのかその工法も未だに解明されていない投入堂です。断崖絶壁に植物が絡まりその中にひときわ美しい建築物が自然の風景と一体化して溶け込んでいて、日本の神社建築の美しさはこうして代々受け継がれているんだなぁと思いました。

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現存する神社建築の日本最古とされる平安後期に作られた国宝 投入堂は、何でも法力によってこの崖にお堂を投げ入れたという言い伝えから「投入堂」と呼ばれるようになったとか。

朝8時半頃に入山し、ゆっくり写真撮影しながら約2時間かかりました。飲み物は持込みできるのですが、食べ物は持込不可だったので、当然お腹ぺこぺこに。

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山菜うどん豆腐セット(1000円)
参道入口にある季節の山菜料理「谷川天狗堂」でランチしました。季節の天ぷらは、とちもち、マイタケ、コシアブラ、イワタバコ、イタドリ、やまぶき、シャク、タラの芽、こごみ、ふきのとう。豆腐は自家製の三徳豆腐です。こんな山奥で、こんな贅沢なランチをいただけるとは。とても美味しかったです。

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山陰・三朝温泉の宿「三朝館」の庭園
日帰り温泉11時~21時 1000円
山だから寒いかと思ったら暑くて、ひとしきり汗をかいたので、すぐ近くにある名湯「三朝温泉」で昼間から贅沢に温泉です。三朝温泉の湯はラドン泉で知られ、ラドンの含有量が高く、この地のお湯に三日浸かれば病が治るということから三朝(ミササ)温泉という名前になったとか。三朝館は旅館ということもあり、入浴料は少し高かったですが、「庭の湯」と言うだけあって素晴らしい庭園を眺めながらゆっくりとつかることができました。

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道の駅「大栄」
この日は島根県へ少しでも近づこうと道の駅「大栄」で車中泊しようと思いましたが、トイレがあまり清潔ではなかったので、さらに先へと進みました。車中泊する場所を選ぶ際、日帰り温泉が併設されているというのが一番ですが、次にトイレが清潔な場所というのは外せないポイントです。この道の駅のすぐ後ろに名探偵コナンの作者 青山剛昌さんの出身地ということで記念館があります。

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次にやって来たのは、どじょうすくいの町島根県安来(ヤスギ)市にある道の駅「あらエッサ」です。ここは山陰本線の線路沿いで、通行量の多い国道9号線に面した道の駅でしたが、駐車台数が少なめの道の駅だったので素通りされるのか夜は意外と静かでした。

次の日は、島根県と鳥取県の境にある境港に立ち寄り、べた踏み坂で有名な江島大橋を通って松江城へ。この続きは次の車中泊旅行4日目にて。最後までお読みいただきありがとうございました。
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ラピータ

ピーターラビットの生みの親ビアトリクス・ポターの研究家で、作品について、開催されたピーターラビットのイベントやグッズ紹介、ピーターラビットの故郷英国について紹介するホームページ「ラピータの部屋」のブログです。
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