山陰と山陽を巡る車中泊旅行5日目出雲~山口県阿武町その2石見銀山

5日目その2は、出雲大社を出発し石見銀山へと向かいました。今回の車中泊旅行は、山陰を通ってメインの九州を巡る旅として計画していたのですが、まさかの緊急事態宣言延長で九州の主要観光地が閉鎖となった為、山陰と山陽に変更しました。


石見銀山と3日目の三徳山三佛寺・投入堂は、当初予定していなかったのですが、九州に行かないのなら立ち寄りたい場所でした。



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石見銀山世界遺産センター

石見銀山はほとんど下調べもせず出向いたので、とりあえず世界遺産センターに向かいました。ここでは地図にマーカーで記入しながら、とても親切に説明を受けることができ、ようやく観光ルートが分かりました。



2007年世界遺産に登録された石見銀山は、世界遺産にふさわしい町として車での乗り入れは禁止です。駐車場は、世界遺産センターからバスで移動するか、石見銀山公園前、もしくは代官所前広場のどちらかの駐車スペースが空いていれば駐車できます。


私達は運よく石見銀山公園前に駐車(無料)でき、まずは電動自転車をレンタサイクル(2時間410円)しました。そして銀山地区区間(石見銀山公園~龍源寺間歩 約2.3km)にある清水谷製錬所跡へ向かいました。



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初めての電動自転車。終点の龍源寺間歩までは山道と聞いていたので、電動自転車にしました。ペダルを動かすと加速するので、サドルに座ってからペダルをこがないと勝手に進んで危険です。



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清水谷製錬所跡は、明治期に築かれた銀生産の様子を伝える廃墟の跡地。築かれた土台だけが苔むした状態で残されていて、ジブリ映画「天空の城ラピュタ」の炭鉱跡に少し雰囲気が似ているとのこと。



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ここに咲いていたのはニワゼキショウ。ラピュタのロボット兵が摘みにくるかも。



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世界遺産 石見銀山遺跡 龍源寺間歩入口 入場料410円


さらに奥に行くと「龍源寺間歩(マブ)」と呼ばれる銀を採掘した坑道があり一般公開されています。



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石見銀山は、1527年に発見された以来、約400年にわたり採掘された日本を代表する鉱山で、日本の銀鉱山として16世紀のヨーロッパでも知られた存在でした。石見銀山の銀は高品質で知られ、17世紀前半にかけての全盛期に産出された日本の銀は、世界の産銀量の約3分の1を占めたと言われているそうです。


龍源寺間歩は、江戸時代中期(18世紀)に操業され、江戸時代のノミで手掘りした部分と機械で掘削した部分の両方が見られます。


私達がちょうど入場しようとしたら、ガイドさんが無料で案内してくださるとのことで、色々と説明を受けることができました。メインの通路の横に、鉱脈に沿って掘った跡や、垂直に掘られた竪抗など、自分たちだけでは何も分からずそのまま通路を歩いて終わったに違いありません。


ガイドさん「ここは見た目ですぐに分かるような世界遺産ではないんです」

私「富士山みたいな?」

ガイドさん「そうそう、富士山ならパッ見て素晴らしい景色だけど、ここはガイドの説明なしではただの坑道で終わってしまう。質の良い銀をどのようにして掘りだしたか、その歴史が面白いけど、歴史となるとヨーロッパの人たちの方が面白がってくれる」


私「そもそも昔の人は、どうしてここを掘ろうと思ったのですか?」

ガイドさん「それは私にも分からないけれど、一説によると山が光ったとか?!」


ガイドさんによると、山に一歩入るにはそれなりに装備が必要で、今の時期はダニやマムシに注意が必要とのこと。私も三徳山のハイキング中にアブに噛まれかゆくて仕方なかったけれど、ダニでなくて良かった。



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龍源寺間歩の出口に石の塊が置いてあり、鉱石無しと鉱石有りの重さを体験させてもらうことができます。まずは鉱石無し(左の石)を持ち、鉱石有り(真ん中の石)を持つと、鉱石有りの石は重量感というか、ずっしりとした重みがありました。見た目以上に重いと感じた石は、何か含まれているかも?!



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龍源寺間歩のスタンプ。江戸時代の掘削スタイルがスタンプになっていました。



ランチは、銀山地区から町並み地区の方へ移動し、レンタサイクルのご主人に勧められたお食事処「おおもり」へ。代官そばと、銀山和定食とあって、どちらも1200円でしたが、迷わず代官そばを注文。この店の一番人気だそうです。



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冷たいそばと、温かいそば。天ぷらは温かいそばの汁につけていただきます。



この後、この日の車中泊予定地の山口県阿武町へ向かいました。車を走らせ1時間もしないうちに土砂降りの雨となり、一般道をひた走って島根県から山口県へと向かっていましたら、島根県浜田市でいきなりの大渋滞にはまってしまいました。



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カーナビに表示された画面は、至る所×印で通行止めです。ちょうど島根県浜田市で聖火リレーが開催されていました。雨は小降りになっていましたが、国道9号線を通行止めにして行われていたようです。聖火リレーの様子は見れませんでしたが、その裏では大渋滞を引き起こしているという現場は確認できました。



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道の駅阿武町

この道の駅は、RVパークもあり(4台分)キャンピングカーが利用していました。さらに道の駅に温水プール施設があり、ここは誰でも利用可でした。今年の秋には道の駅の隣にビジターセンター&キャンプ場がオープン予定。日本海の夕日が見られるキャンプ場として益々人気が高まりそう。



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またこの道の駅は、日本海温泉「鹿島の湯」が併設されています。入浴料:550円



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この温泉は、日本海側の景色を一望でき、運が良ければ日本海に沈む夕日を見ながら入浴できます。ここで初めて入浴制限に引っかかりました。入場できる人数をロッカー数の半分に制限されているようでした。



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日本海の奈子湾に浮かぶ阿武町のシンボル「鹿島」は、向かって右側の大きい方が「男鹿島(オガシマ)」、左側が「女鹿島(メガシマ)」で、ふたつ仲良く並んでいる様から夫婦島と呼ばれています。


そんな鹿島に、昔うさぎが住んでいたとことが萩出身の明治から昭和にかけて多彩な活動を行った横山健堂さんの代表作『長周遊覧記』(1930年刊)に記載されていて、元祖うさぎ島だったかもしれないということでしょうか?とても興味深い内容が道の駅のシンボルの鐘のモニュメントに紹介されていました。


車中泊旅行6日目は、山口県の観光スポットとして人気が高まっている元乃隅稲成神社へ。この続きは次の車中泊旅行6日目にて。最後までお読みいただきありがとうございました。
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ラピータ

ピーターラビットの生みの親ビアトリクス・ポターの研究家で、作品について、開催されたピーターラビットのイベントやグッズ紹介、ピーターラビットの故郷英国について紹介するホームページ「ラピータの部屋」のブログです。
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