北海道を巡る車中泊旅行3日目、釧路湿原と釧路市丹頂鶴自然公園

道の駅「しほろ温泉」から道東自動車道で釧路へ移動の続きです。

いよいよ最初の目的地「釧路湿原」へと向かいました。長距離移動は高速道路を利用しようと考えていたのですが、高速道路乗り放題の「ドラ割り」が緊急事態宣言の影響で受付停止となり、できるだけ節約することにしました。ラッキーなことに釧路までは無料区間(本別IC~阿寒IC)でした。

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動物注意の標識はよく見かけますが、北海道もエゾシカが増えすぎて困っているとか。シカ注意の標識があちこちにありました。地域によってシカではなくキタキツネ注意になったり、知床半島はヒグマ注意標識も。釧路湿原は「タンチョウ注意」というのがありました。絶滅危惧種のタンチョウが道路を横切るなんてそんなことがあるのでしょうか?!もしあるとしたら釧路湿原にしか生息しないタンチョウならではですね。

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釧路湿原展望台

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釧路湿原展望台から続く遊歩道に設置されている木道
釧路湿原を歩くのを楽しみに、この展望台から利用できる遊歩道(1周2.5km 約1時間)で散策できると思っていました。しかし行けども行けども木立の中。

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そんな遊歩道の周りに、アイヌ語で「蕗の下の人」を意味するコロポックルがたくさんいそうな、巨大な蕗の群生が見られました。

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遊歩道の半分ほど過ぎたところにある「サテライト展望台」。ここから釧路湿原を見渡すことができるのですが、見渡す限りの草原で湿原とはならず。湿原つながりで尾瀬と見比べてしまうのですが、尾瀬は沼地が至る所に広がりそれは美しい。釧路湿原は広すぎて(28,788ha 東京ドーム6125個分相当)そのほんの一部を見ていることになるのでしょう。この遊歩道は、高台にある展望台から尾根に沿って設置されたもので、イメージしていた湿原を歩く木道ではありませんでした。


もっと間近に湿原を楽しみたかったので、展望台のインフォメーションで尋ねましたら、釧路湿原で唯一湿原内を歩ける木道が温根内ビジターセンターにあると聞き、そちらにも行ってみることにしました。

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温根内ビジターセンター木道のコース図
ビジターセンターを出発して木道を一周するコースで、AとBコースは現在通行不可で、Cコース(約3km 1時間半)が散策できました。同じ木道を往復するだけなので、途中で引き返してもいいですし、私達は終点まで行って引き返しました。

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出発地点のビジターセンターからハンノキの林を抜けると、

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ヨシとスゲの湿原が広がります。林の中を抜ける際は、鳥の鳴き声があちこちから聞こえ、湿原になると虫の鳴き声に変わります。

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木道沿いに咲く花「ヒメカイウ」

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カキツバタ

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そんな花を撮影している姿を激写されました!また木道から落っこちるのではないかと冷や冷やして見ていたとか(前科有 尾瀬の記事参照)。

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たった1本の木があるそれだけの写真なのに、心を掴む景色へと変貌する。自然って美しい。

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ノビタキのオス

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口に何かを咥えているキビタキ

湿原を満喫できるこの木道はお勧めです。花の時期にはまだ早かったので7月中旬ぐらいからの方がいいかも。トキソウやサワギキョウ、ツリフネソウなどは7月から8月が見頃だそうです。

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ランチは、釧路湿原展望台のレストラン「憩っと」で、北海道名物スープカレー(1300円)にしました。「阿寒紅葉」という名前がついたエゾシカ肉が入ったスープカレーですが、獣肉が苦手なので阿寒ポークに変更してもらいました。野菜は素材そのままに素揚げされていて、お肉はジューシー、とても美味しかったです。


釧路湿原で運がよければタンチョウ(鶴の一種)が見られるかもしれないとありましたが、鳴き声は聞こえたような気がしたのですが姿は見えず。そこで釧路市丹頂自然公園で飼育されているタンチョウを見に行きました。

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頭部に日の丸を抱くこの鶴こそ、日本の野鳥の中では最大級のタンチョウです。名前の由来は、頂きが丹(赤色の一種)なので丹頂、タンチョウです。


生息地の湿原を模した園内は、小川が流れ湿地帯の植物が植えられています。小川にはタンチョウの餌となるザリガニ、ヤチウグイ、ドジョウ、カエルなどが生息しているそうです。餌箱にはツルペレット(配合飼料)が入っていて、下から突くとペレットが出てくる仕掛けになっていました。しかし丸く小さいペレットは、あの嘴で食べる形でないような。こんな姿を見ていると、ビアトリクス・ポターがイソップ寓話を基に創作した『キツネとコウノトリ』を思い出します。長い嘴で食べづらいというお話です。

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この日の車中泊は、道の駅「阿寒丹頂の里」でした。ここは車中泊用と日帰り温泉と道の駅利用者の駐車スペースが分かれていて、キャンプ場も併設されていました。日帰り温泉施設が併設されている道の駅は、車中泊利用から人気があり、車中泊車も多かったです。

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日帰り温泉「赤いベレー天然温泉」は、美肌の湯として知られ、肌にまとわりつく良いお湯でしたが、とにかく熱い!!お湯の熱気だけでのぼせそうになりました。3日目は、湿原とタンチョウを堪能した一日でした。最後までお読みいただきありがとうございました。
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ラピータ

ピーターラビットの生みの親ビアトリクス・ポターの研究家で、作品について、開催されたピーターラビットのイベントやグッズ紹介、ピーターラビットの故郷英国について紹介するホームページ「ラピータの部屋」のブログです。
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