車中泊旅行 伊勢志摩&南紀の旅:2日目はお伊勢参りから熊野三山へ

車中泊旅行2日目のコース:
道の駅 伊勢志摩 → 伊勢神宮 外宮→ 内宮 → おかげ横丁 → 世界遺産・鬼ヶ城 → 熊野本宮大社 → わたらせ温泉大露天風呂 → 道の駅 奥熊野古道ほんぐう

車中泊旅行2日目は、伊勢神宮へ参拝に出かけました。伊勢神宮は、2千年前の昔から神様がご鎮座される最も古い神社の一つです。日本人の誰もが一度「お伊勢参り」と称して伊勢神宮へ参拝し、そのご利益を得ていることでしょう。私もお伊勢参りは、初めてではないはずですが、以前行ったのがいつだったのか思い出せません。恐らく小学校の修学旅行だったと思いますが、鳥羽水族館の思い出が強くまったく記憶がありません。

そこで改めてしっかりと参拝しようということでやって参りました。伊勢神宮は内宮と下宮の二つに分かれていて、下宮から内宮へ参拝するのが基本だそうです。内宮の周りに下宮があるのかと思ったら、距離にして5kmほど離れていて、歩くにはちょっと遠いので車で移動しました。どうして離れているのかは未だに謎のようです。また片方だけお参りすることは片参宮(かたさんぐう)と言って、昔からよくないこととされているので、両方参拝しました。

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下宮(げぐう)にある正宮(しょうぐう)
鳥居をくぐり、その聖域に足を踏み入れると、やはり他の神社にはないパワーを感じずにはいられない、そのような世界観が広がっていました。口で上手く説明できませんが、スケール感が違うというのか。。。
この鳥居の先は撮影禁止となっていて、正宮の社殿の正面に白いカーテンのような「御幌(みとばり)」がかかっています。これは正面が直接見えないよう、神様がいらっしゃる聖域が見えないように配慮されているそうです。

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下宮にある風宮(かぜのみや)
さらに私が注目したのは、聖域に敷かれている玉砂利です。神様の通り道に白い玉砂利「御白石(おしらいし)」が敷かれ、その周りに黒い玉砂利「清石(きよいし)」があります。この石は、聖なる川で清められた玉砂利で、さらに木々におおわれた清らかな空気で満ち溢れていました。マスクも解禁となりましたので、思い切り新鮮な空気を吸い込み、心身ともにリフレッシュされました。

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赤福本店にて作り立て赤福餅と番茶のセット:250円
早起きしたおかげで、下宮から内宮への移動もスムーズで、駐車場はぎりぎりセーフで間に合いました。伊勢内宮前は、江戸時代のおかげ参りの頃の伊勢の様子を再現した「おかげ横丁」と「おはらい町通り」があり、ここに伊勢名物「赤福」の本店があります。
内宮参拝前にちょっとひと休みで、作り立ての赤福餅と番茶のセットをいただきました。

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宇治橋
伊勢神宮の内宮は、五十鈴川にかかる宇治橋を渡って向かいます。この橋は、聖域と俗界をつなぐ約100mほどの橋で、伊勢神宮で真っ先に浮かぶイメージが宇治橋を渡る神職の姿です。

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木除杭(きよけぐい)
宇治橋の上流に6本のおおきな杭が立っていて、大雨や台風で増水した際に流木が宇治橋に橋脚へあたることを防ぐためのものだそうです。私は神様がここをぴょんぴょんと飛んでわたるのかしら?なんて思ってしまいました。

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五十鈴(いすず)川
橋を渡った先に、五十鈴川の川岸へと出られる場所があり、ここが内宮の手水舎の代わりとなる御手洗(みたらし)場です。小さな魚が泳ぐ姿も見られる川の流れに手をつけて、身を清めてこの先へと進みます。

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内宮は、下宮よりも圧倒的に広大な境内で、うっそうとした杉木立の中を進みます。
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内宮(ないぐう)にある正宮
ここも下宮と同様に鳥居の先は写真撮影禁止でした。参拝の順番を待ちながら、御幌がかかる社殿の前へ進みます。そうしたところ私達の参拝の番になった時、風も感じなかったのに突然その御幌がフワッと開き、聖域が目の前に広がり、バシバシと何か顔に当たるのを感じることができました。しばしその現象に見とれて立ち尽くしてしまいましたが、我に返って参拝を済ませました。日頃の行いなのか分かりませんが、神様にお気に召してもらえたのかも。な~んてね。

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本物の神馬(しんめ)が見られる御厩(みまや)。人だかりができていたのでなんだろうと思ったら、本物の神馬が降臨されました。こちらは皇室から奉納された馬を飼育する建物で、外宮は空っぽでしたが、内宮では見ることができました。サービス精神旺盛な神馬で、モデル立ちポーズが決まってますでしょう。

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伊勢神宮 下宮と内宮の御朱印 各300円
御朱印は、とってもシンプルなものでした。これが本来の御朱印なのでしょうけれどもね。

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五十鈴川上流の清浄な土を用いて作られる土鈴「五十鈴(癸卯)」500円
その年の干支で作られる土鈴。とってもキュートで一目惚れです。

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ランチは、おはらい町通りにあるわらじやで松阪牛牛丼ミニセット。1780円
名物伊勢うどんと、地元松坂牛と、どちらも食べられるセットにしました。ゆるゆるの伊勢うどんは濃いタレにからんでましたが、しょっぱくはなかったです。

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鬼ヶ城
次に熊野灘の荒波や、地震による地盤の隆起によって形成された海蝕洞が見られる鬼ヶ城へ行ってきました。ここは吉野熊野国立公園であり、「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として2004年に世界遺産に登録されました。

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海蝕洞をくぐった前方に、石英粗面岩が海蝕されてできた大洞窟で高さ15mあります。その昔、鬼と恐れられた「多娥丸(たがまる)」という海賊が住みつき、熊野一帯を荒らしまわっていたそうですが、平安時代の武将 坂上田村麻呂が退治したという伝説も残る鬼ヶ城です。

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猿戻
千畳敷の先、長さは百数十m、高さ数十mの絶壁に、遊歩道というにはあまりにも不安な階段が続き、この絶壁をぐるりと周遊できます。「猿戻」は、猿も引き返すというほど険しいことからこの名前がつけられたとか。素晴らしい景色でしたが、高所恐怖症にはかなりの難関ルートでしたので私達も引き返しました。

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花の窟(いわや)神社
ここは予定していなかったのですが、何かに導かれるように道の駅花の窟に停まり、ちょっと休憩のつもりが、その隣に鎮座する花の窟神社へ。『日本書紀』に登場する伊弉冉尊(いざなみのみこと)の墓所で、国生み・神生み神話の舞台になった場所で、日本最古の神社のひとつ(日本最古と言われる神社がいくつもあるため)だそうです。さらに鬼ヶ城と同じく「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として2004年に世界遺産に登録されました。

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御神体の巨岩

御神体はむき出しになっていて、高さ45mの巨岩です。岩の上より約170mの大綱がかけられていて、毎年春と秋の神事で架け替えられるそうです。

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御神体の下に神々の母である伊弉冉尊の墓所があります。どうして神様が。。。という方は日本書紀をお読みくださいね。たまたま立ち寄った道の駅のそばにこんなパワースポットがあったなんて、これぞ旅の醍醐味ですね。

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御朱印 300円
御朱印に世界遺産の印が押してあるのは、宇治上神社に続いて2社目です。

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おやつのうさぎどら焼きを食べた後、いよいよ世界遺産となった「紀伊山地の霊場と参詣道」で、巡礼者が目指す目的地のひとつ 熊野本宮大社へ向かいました。

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熊野本宮大社
熊野の神々を祀る全国の熊野神社の総本宮で、熊野三山のひとつです。

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鳥居をくぐった先は、158段の階段があります。

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神門に掲げられているのは、干支の大絵馬で「前進」と書かれています。まさしく令和5年は、コロナが明けて停滞していたことが前に進む年にしたいですね。描かれたうさぎは、眉毛とあご髭も描かれていて博識ありそうな雰囲気です。

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御本殿
3つの御本殿と1つの社があり、参拝の順番があったことを後で知りました。たくさんの神様がおられるときは気を付けなければいけませんね。

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八咫烏(やたがらす)
『日本書紀』にも登場する足が3本ある八咫烏は、熊野の神様の御使いとして、神様を熊野から大和へ無事に送り届けたとされます。熊野大社ではそうした言い伝えから、八咫烏が境内のあちらこちらで見守っています。
手紙供養祭のポストの上に、マスクをした八咫烏。このポストに供養してもらいたい手紙を入れると御祓いした後お焚き上げしてくださるそうです。

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大斎原(おおゆのはら)
現在の熊野本宮大社が建てられた以前に大社があった場所は、熊野川とその支流の音無川、岩田川の中州でした。明治22年の大洪水により罹災し、現在の地に移りました。この川があふれたとは信じがたいですが、その当時を物語る大鳥居が堂々と景色の中に調和していました。

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この日のお風呂はわたらせ温泉 大露天風呂です。入浴料:900円
少し硫黄の匂いがする天然温泉で、お湯はさらっとしていました。内湯は熱くて入れなかったのですが、大きな露天風呂が4つもあり、それぞれ温度が違って楽しめました。最大入浴人数は、400名だそうです。

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車中泊は、道の駅 奥熊野古道ほんぐうで、国道より1本奥に入った所にあったので、大型トラックの利用もなく夜中はとても静かでした。また珍しく道の駅とAコープ(スーパー)が一緒になっていてもう少し早く到着していれば買出しできたのでしょうけれども、既に閉店時間でした。和歌山県の山の中は、コンビニがほぼ無く、運よくあったとしても日曜日は定休日の場合が多いです。海沿いのコンビニで買出しするのを忘れてしまった私達は、夕食難民になるところでしたが、運よく熊野名物 めはりずしを購入できました。塩漬けした高菜でおにぎりを包んだものです。またガソリンスタンドも、こうした場所は日曜日が休みのところが多いので、大きな町で済ませておくことが教訓となりました。

次の日は、熊野三山のふたつめ 熊野速玉大社と那智の滝へ行ってきました。この続きは次の車中泊ブログにて。最後までお読みいただきありがとうございました。

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ラピータ

ピーターラビットの生みの親ビアトリクス・ポターの研究家で、作品について、開催されたピーターラビットのイベントやグッズ紹介、ピーターラビットの故郷英国について紹介するホームページ「ラピータの部屋」のブログです。
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