車中泊旅行 伊勢志摩&南紀の旅:5日目その1は高野山巡り

車中泊5日目のコース:
高野山 → 恩智神社 → 大神神社 → 刈谷SA天然温泉かきつばた(入浴)→ 帰宅

車中泊5日目は、高野山で1200年前から続く儀式「生身供(しょうじんぐ)」を観覧するため、朝5時半から奥の院で待機しました。「生身供」は、弘法大師に捧げる食事のことで、これを朝と昼の1日2回、御供所で作られた料理を僧侶が弘法大師に届けます。

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1200年前から雨の日も、雪の日も1日も欠かさずにおこなわれています。これは弘法大師が高野山で現在も生きていると信じられているためだそうです。

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御廟(ごびょう)の橋
手前に御廟の橋があり、その奥に見えるのが燈籠堂(とうろうどう)です。この橋から先は聖地につき写真撮影は禁止となります。私達も僧侶の後につき燈籠堂に入りました。その名の通り、天井にはたくさんの燈籠が吊るされていて、1000年以上燃え続けているという燈籠もあるそうです。やがてお経が始まり、お堂の中に響き渡る声に聞き入っていましたら、なんとなんと約1時間も続きましてちょっとした修行となりました。

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奥の院の入口である一の橋から弘法大師の御廟まで続く参道の両側は、樹齢1000年以上の杉がそびえ立ち、20万基以上もの墓が並びます。歴史上の人物である豊臣家や、織田信長、上杉謙信と言ったお墓です。さらに企業が建てた慰霊碑もあり、ロケットの墓石もありました。それでも亡くなられた方がそこに眠っていらっしゃる訳ですから、観光気分とは程遠い世界です。

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金剛峯寺(こんごうぶじ) 拝観料:1000円
全国3600ヵ寺の高野山真言宗の総本山で、有名絵師の狩野派が描いたふすま絵や、庭園を見学できます。

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高野杉の切り株(直径2.87メートル)幹の芯部の空洞が梵字のようにも見えます。

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大広間
ここで重要な儀式や法要が執り行われるそうです。この襖絵は、狩野派二代目狩野法眼元信によるものと伝えられているとか。何でも鑑定団で本物と呼ばれるものを実際に見ている気分ですが、実際はまったく分かりません。

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別殿
本殿と渡り廊下で繋がっている別殿の襖絵は、黒犬と白犬でした。弘法大師となられる前の空海を高野山に導いたのがこの2匹の犬なんだそう。

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蟠龍庭(ばんりゅうてい)
日本最大級の石庭で、雲海の中で一対の龍が向かい合って奥殿を守っているのを表現しているのだそうです。石は四国の花崗岩で、白い川砂は京都のものが使われているとか。龍に見えますでしょうか?私には蛇ぐらいにしか見えません。

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土室
囲炉裏の間で、土で固めた作った部屋の中に囲炉裏が設けられています。お供えは仏様への精進供で、大根と人参とさつま芋が断面を斜めに切られていました。これは新鮮なものを調理して仏様に召し上がっていただくという意味だそうです。土室の襖絵は、日本画家の千住博氏による瀧図です。重要文化財に囲まれた美術館のような何とも優美なお堂でした。

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最後に弘法大師が自ら建立した壇上伽藍へ。

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壇上伽藍のシンボル根本大塔(高さ48.5メートル)
真言密教の根本道場のシンボルとして建てられた根本大塔をはじめとして、堂と塔が19棟が並ぶ修行の場です。たくさんの僧侶たちがここで修業をなされるのでしょう。

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三鈷の松
「三鈷杵(さんこしょ)」という仏具が引っかかっていたとされる松なので、このような名前になりました。この仏具は迷いを打ち破るもので、空海が真言密教の教えを広めるに相応しい場所はどこかと修行場所より投げたら、この松にという言い伝えです。松の葉は通常2本ですが、不思議なことにこの松の葉は3本あるそうな。見つけられたら幸せが訪れるそうです。

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精進定食(2000円)
高野山に来たら精進料理と思っていましたが、評判なお店「中央食堂さんぼう」が休みでした。楽しみにしていたのでとても残念でしたが、唯一営業していた丸万でいただきました。宿坊で提供される精進料理は、宿泊者のみかと思ったら予約すれば食べられたそうです。高野山と言えば高野豆腐と、刺身こんにゃく、胡麻豆腐の定番のメニューでした。


普段は信仰心などほとんどありませんが、そんな私達も有難い気分にさせていただきました。ご利益がつまった場所なのですね。高野山をあとにして向かったのは、大阪と奈良のうさぎ神社巡りです。この続きは次の車中泊ブログにて。最後までお読みいただきありがとうございました。
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ラピータ

ピーターラビットの生みの親ビアトリクス・ポターの研究家で、作品について、開催されたピーターラビットのイベントやグッズ紹介、ピーターラビットの故郷英国について紹介するホームページ「ラピータの部屋」のブログです。
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