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不思議な体験

日常
04 /20 2004
病院というところは不思議な体験をするものだ。
バーチャルリアルティ体験が次から次へと頭の中に沸き起こる。
目を閉じると、ひたすら縦へと続く世界が広がる。
少し前に流行った「千と千尋の神隠し」にもあったような、ひたすら下に落ちていくシーン。かと思えば今度は必死に登っていく。
縦一本の世界は一体何を意味するのだろうか。

不安?

不安な気持ちがある時って、縦だけの世界になるのかな。

最終的に垣間見たものは、とっても不思議で安らかな空間だった。

自分の魂が体より抜け出し、ポーンと上へ上へと飛び出て行く。
魂といっても、まったく自分と同じ格好をした抜け殻で、色はなく透明でもなかった。ずいぶんと飛ばされ、気づけばそこは白一色の世界。
起き上がって、地面に足を一歩踏みしめるとフワッと体が空に飛び上がる。鳥になった気分というよりも、体が薄っぺらの紙よりも軽くなってしまったようだった。
しばらく空中浮遊を楽しんだ後、たどりついたその場所は、白い木の葉で作られた木のアーチの手前。その先に進むにはなぜか躊躇してしまう。
不安になってプーとベンの名前を呼ぶと、すぐに来てくれた。プーとベンは、ぴったりと寄り添っていて、すぐ近くにはピーちゃんがちょろちょろと。でも、ぷりんちゃんはいなかった。きっとお月様でアイドルだから忙しいのだろう。

プーに会えた喜びにひたり、おでこをいつまでもなでなでしてあげた。プーは、時々べんちゃんにペロペロと毛づくろいする。いつまでもそうしていたかったけれど、いつの間にかアーチに引き寄せられていく。その時、プーは「行かなくていいよ」ってそう言った気がした。「また会おうね」とも。
あとずさりし始めた私は、再び降下をして、自分の肉体の中に戻っていった。

これは姿、形は違っても、誰もが想像する死後の世界のバーチャルリアルティなんだろうと思う。

病院で眠れぬ夜を過ごしたからこそ、垣間見ることができたのかなと思うと、プーに再び会わせてくれてありがとうってホノボノした気分になってしまった。

その前に、なんで病院で寝てるの(ツッコミ)
熱が下がったら、腸が強烈に痛くなって、腸炎の可能性で急遽入院になってしまったのじゃ
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ラピータ

ピーターラビットの生みの親ビアトリクス・ポターの愛好家で、作品について、開催されたピーターラビットのイベントやグッズ紹介、ピーターラビットの故郷英国について紹介するホームページ「ラピータの部屋」のブログです。
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