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初版グリム童話集

書籍&映画
06 /30 2006
 前々から読みたいと思っていた初版グリム童話集。

 
 【ベスト・セレクション 初版グリム童話集 Bruder Grimm/著 吉原高志・吉原素子/訳 白水社】

 そもそもグリム童話集は、語り伝えられてきた昔話をグリム兄弟によってまとめられたもの。初版は、語り継がれたままの内容が書き留められている。初版と、自分が読んだグリム童話集と内容が違っているのは、版が改まるたびに、グリム兄弟によって加筆が加えられたからだそうだ。

 白雪姫が毒りんごから目覚めたのは、棺を運ぶ家来が藪につまづいたのではなく、王子がどんな時も白雪姫の入った棺を家来に運ばせたため、怒った家来が白雪姫の背中を突いたからと語り継がれたのだ。世界で一番美しいと鏡が絶賛したのは、白雪姫の継母ではなく、実の母親だったから、これまたびっくり。母が娘の美しさを疎ましく思い、魔女に化けて毒りんごをもるという話を、子供達に語りついでいたのだ。その時代。

 ディズニー映画でしか「白雪姫」を知らない子供達は、王子様が白雪姫にキスをして目覚めさせるなんて、そんなロマンチックな欠片はまったくない。

 同じようにビアトリクス・ポターが描いたピーターラビットの魅力を、もっと知りたいと思ったら、日本語訳だけでなく原文で単語の持つ意味をあれこれと想像し、ポターのユーモアあふれるセンスを感じ取りながら読み進めると、また新たな世界が広がるのだとか。まだその域にはなかなか達しないけれど、その内挑戦してみよう。
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ラピータ

ピーターラビットの生みの親ビアトリクス・ポターの愛好家で、作品について、開催されたピーターラビットのイベントやグッズ紹介、ピーターラビットの故郷英国について紹介するホームページ「ラピータの部屋」のブログです。
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